GumGumは、アドテクノロジー業界において豊富な実績を持つマーカス・スターツェル (Marcus Startzel) が最高経営責任者 (CEO) として就任したことを明らかにした。
スターツェル氏は、これまでにMillennial Media、AppNexus、Amazon、WBX Commerce、AOL/Advertising.comといったグローバル企業で要職を歴任。20年以上にわたって広告テクノロジーの最前線をリードしてきた経験を持つ。

今回の就任について、GumGumの取締役でありUpfront Venturesのマネージングパートナーでもあるマーク・サスター氏 (Mark Suster) は、次のように話した。
「マーカスは、顧客視点を何より大切にし、確かな実績とリーダーシップを兼ね備えた人物です。GumGumのMindset GraphやAI技術は、彼のもとで次のステージへと進化し、広告業界の未来に貢献していくと確信しています」(サスター氏)
クッキーレス化や行動ターゲティングへの懐疑的な目線が広がるなか、広告主とメディアは大きな転換期を迎えている。GumGumでは、LLM (大規模言語モデル) や機械学習、Agentic AIといったAI技術を活用し、ユーザーの「今この瞬間」の文脈と心理 (マインドセット) を読み解くことで、効果的で誠実な広告体験を目指している。スターツェル氏は、今後について、次のように意気込みを語った。
「環境がどれだけ変化しようとも、変わらないのは“顧客の成果を第一に考える企業が、選ばれる”ということです。GumGumは、AIによってマインドセットと文脈を深く理解し、ブランドの目的とユーザーの関心が交わる広告体験を届けています。
これからは、透明性、革新性、そして成果への徹底したこだわりによって、お客様の成功を支えていきます」(スターツェル氏)
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