スマートニュースは、ニュースアプリ「SmartNews」に配信できる位置情報広告の新プロダクトである「地点半径ターゲティング」を6月19日より提供開始する。
「地点半径ターゲティング」では、管理画面上の地図を使い、市区町村や任意の地点を選び半径を入力することで、広告配信エリアを指定することが可能となる。

本プロダクトは、高精度の位置データを用いて、指定エリアに実際に訪れた、もしくは生活拠点と推定されるユーザーに対し広告を配信する仕組みを採用している。これにより地域に密着した訴求が可能となるため、小売店、飲食店、フィットネスジムなどエリア集客を重視する中小企業にとって、認知拡大や来店促進策として有用である。また、全国展開する大手企業においても、エリアごとの需要や商圏に合わせた配信最適化、特定地域での先行販売やテストマーケティングなどに効果的に活用できる。

広告はニュース記事と同じ画面内に掲載されるため、信頼性の高い情報を求めるユーザーに向けて、企業やブランドイメージを損なわず訴求することができる。従来型のSNSや広告ネットワークだけではリーチできなかった地域のユーザーにも効果的にアプローチ可能である点が特徴となっている。
また、2025年7月からは「セルフサーブ型広告」にも対応を開始する予定で、広告主が自身で配信設定や予算管理を行いながら広告運用を進めることが可能となる。これにより、より即時性の高い調整や細やかな効果測定が実現し、利便性と精度の向上が期待されている。
なお、これまで提供していた位置情報広告「SmartNews Hyper Local Ads」は8月31日に、子会社であるジオロジックが提供していた「GeoLogic Ad」は10月31日で提供を終了する。
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