距離を縮め「自分ごと化」できる音声広告の真の価値
──「THE PERFECT 黒ラベル WAGON」の施策として、音声広告を検討しはじめた背景についてお聞かせください。
谷本:音声広告は耳から入ってくるので記憶に残りやすかったり、自分ごと化しやすかったりするので、これまでも色々なブランドで行ってきました。テレビCMはリーチが目的になりますが、音声広告はお客様とブランドの距離感を縮めていけるのが特徴だと考えています。「THE PERFECT 黒ラベル WAGON」のイベントでも、音声広告を活用したいと考えていたところに、ちょうどradikoさんが提供する音声広告「radiko audio Ad」の提案に来てくださいました。
──radikoではどのような提案を行ったのでしょうか。
梅木:音声広告は、広告に対してのネガティブイメージが比較的少なく、完全聴取率が高いという強みがあります。また作業中や移動中の“ながら聞き”も多く、日常の延長線上で自然にブランドメッセージを届けていける手法です。
radiko audio Adはユーザーの位置情報に応じた情報発信が可能なため、今回の「リアル体験イベントへの集客」では、来場可能な方のみに絞って配信し、来場が難しい方には情報を控えることで、生活者にとって快適なコミュニケーションを実現できると考え、ご提案しました。
谷本:位置情報にもとづいた配信を掛けあわせることで、より自分ごと化を強くできるのではないかと思いました。

位置情報機能で、リアルイベント開催地周辺に定めて配信
──「THE PERFECT 黒ラベル WAGON」の施策についてお聞かせください。
谷本:一般のお客様向けに開催する前に、メディアを招いたPRイベントを行い、テレビや新聞などの媒体で露出しました。デジタルでは、開催前にSNSでの広告配信や情報発信を行い、東京での開催場所であった六本木付近でOOHも展開しています。たとえば、都営大江戸線六本木駅の地下エスカレーターなど、普段から六本木駅を利用する方の目に触れやすいところに出稿しました。
──その中でradiko audio Adはどのように活用しましたか。
梅木:イベント開催の数日前から、イベント会場である六本木駅はもちろん、イベント会場へのアクセス性が高い駅の周辺において、位置情報を活用した配信を実施いただいた形です。
通勤や仕事の合間、お散歩中など日常の中で、参加可能なイベント情報に触れることで、「寄ってみようかな」「黒ラベルを買って(飲んで)帰ろうかな」と自分ごと化を促すコミュニケーションの実現を目指しました。