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Meta、ティーンアカウントにDM情報表示などの新たな安全機能を追加 日本独自キャンペーンも発表

 Metaは2025年7月23日(米国時間)、10代利用者の安全を守る新機能の導入や安全ツールの効果を示すデータを発表した。

InstagramのDMに新たな安全機能を追加

 まず、Instagramのダイレクトメッセージ(DM)に安全対策の新機能を追加し、やりとりする相手に関する情報を10代利用者に提供することで、詐欺などのリスクを見分けやすくした。具体的には、メッセージ画面の上部に相手アカウントの登録年月や安全情報、ブロックオプションを表示。これにより、ブロックと報告が容易になり、コミュニティ規定違反のアカウントへの対応が迅速化した。

 安全のための既存通知とこれらの新機能により、通知を見た10代がアカウントをブロックした件数は2025年6月だけで100万回、報告件数も100万件に達した。

 また、DM上でヌードと疑われる画像を自動的にぼかす「ヌード保護機能」も全世界で導入。10代を含む利用者の99%がオンのまま利用しており、6月には40%超の画像がぼかされたまま保持されるなど、不適切な画像表示が大幅に減少した。この機能はティーンアカウントに自動適用され、疑わしい画像転送時には通知で送信を再考させる。5月には通知後に画像シェアをやめた割合が約45%に上った。

画像を説明するテキストなくても可

 さらに、13歳未満の子どもを大人が代表して管理するアカウントにもティーンアカウントの一部保護機能を適用。DM受信設定を厳格化し、攻撃的コメントのフィルタリングも有効化した。こうした安全設定の変更の通知をフィードの上部に表示し、プライバシー設定の見直しも促す。これらの機能は今後数ヶ月以内に反映される予定だ。疑わしい大人による検索・コメント表示も制限する。

違反アカウントの大規模削除を実施

 Metaはコミュニティ規定違反アカウントへの対策も継続実施し、2025年前半には不適切行為で約13万5,000件のInstagramアカウントを削除。関連する50万件のFacebookおよびInstagramアカウントも追加で削除した。被害を受けた利用者には警告とともにブロックや報告を促す対応を行っている。また、Tech CoalitionのLanternプログラムを通じて、そういったアカウントに関する情報を他のテクノロジー企業とも共有している。

 また同社は、日本独自の取り組みとして、新たな啓発キャンペーン「STOP!セクストーション」を2025年7月28日(日本時間)から開始した。

画像を説明するテキストなくても可

 セクストーションという犯罪があることを周知し、性的画像を他者に送らないように呼びかけるほか、性的搾取やデジタル性暴力の被害者サポートに携わる非営利団体・NPO法人ぱっぷすと協力し、被害に遭ってしまった場合の対処法などの発信活動を行う。 

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MarkeZine(マーケジン)
2025/07/29 07:15 https://markezine.jp/article/detail/49586

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