2025年8月27日、ADKマーケティング・ソリューションズ(以下、ADK MS)は、ブレインパッドと共同で、AIによる制作物の倫理的な問題の有無を一次判定し、担当者による最終判断を支援する「エージェント“リンリー”」の開発と提供開始を発表した。

「エージェント“リンリー”」は、主にゲーム業界やコンテンツ産業向けに設計されたAIツールであり、クライアント企業が提示するガイドラインや基準を学習し、生成AIが画像・テキスト・動画などあらゆる制作物に含まれる倫理的な問題の有無を一次判定する。これにより、従来は担当者がすべて手作業で行っていた倫理チェックの工数を削減し、効率化を支援する仕組みだ。
本ツールの開発は、ADK MSとブレインパッドが生成AI活用推進のために設立した「共創Labo」に端を発し、業界からの要望を受け、「Vision Link AI」の機能を参考としながら進められた。特に国や地域によって捉え方が異なる表現が多いエンターテインメント領域において、多様な基準をAIが学習し、差異による倫理問題発生リスクを低減する。
2024年8月から12月まで実施された大手ゲーム会社でのPoC(概念実証)では、倫理チェックに関わる工数が40%削減できるとの試算結果が報告されている。また、海外のガイドラインや年齢制限基準への対応も、クライアントの監修のもとでアラートを出す仕様となっている。
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