Canvaとのコラボレーションで、広告制作がより簡単に
Amazon Adsが進める3つ目の取り組みが、「広告テンプレートの提供」だ。その一環でCanva(キャンバ)とコラボレーションしている。Canvaとは、デザインやコーディングの知識がなくても、クラウド上で簡単にバナーや動画を作成できるデザインプラットフォーム。活用したことのあるマーケターも多いだろう。
両者のコラボレーションでは、Canva上でAmazon Adsに最適化されたテンプレートを提供。作成したクリエイティブをそのまま広告として配信できるシームレスな連携を実現している。これによりクリエイティブ制作のワークフローは大幅に簡素化される。また、訴求力の高いテンプレートを活用できることや、作成したクリエイティブがAmazon Adsの広告ポリシーに準拠しているかどうかをCanva上で迅速にチェックできることも、事業者にとって大きなメリットとなる。
ここまで紹介した3つの取り組みに共通する価値は、「時間の創出」だと伊勢谷氏は語る。
「みなさんはAIによって節約できた時間をどう使いたいですか。チームメンバーと活発に議論するもよし、新しいスキルを習得するもよし。きっとビジネスをより創造的、戦略的に展開させる時間になるはずです。AIで創出された時間と余力の活用は、みなさまのビジネスの未来を左右する重要なキーとなっていくでしょう」(伊勢谷氏)
AI活用は決して特別なものではない。どのような企業も最初は戸惑いながら導入し、活用する中で確かな手応えを掴んでいくものだ。時間やリソースが限られる中小企業こそ、積極的に「未知への挑戦」に挑む価値があるかもしれない。
伊勢谷氏の基調講演が終わると、続けてCanvaを活用したクリエイティブ制作の実演セッションが行われた。登壇したのはAmazon Adsが手掛けるプロジェクト、Rising Starsにも出演した、京でんの代表取締役 竜田昌雄氏、そして同じくRising Starsのスピンオフシリーズ「ライジングスターズゼミ」に出演しているお笑いコンビ「ミキ」の2人だ。次の記事では、その模様を紹介する。

Rising Stars(ライジングスターズ)とは
Rising Starsは、Amazonで出品・販売を行う中小規模の販売事業者様の成長に寄り添うAmazon Adsの取り組み。Rising Starsという名称には、Amazonの広告活用を通じて"業界のスター"へと飛躍する販売事業者様への想いが込められています。
広告活用における成功の軌跡はもとより、日々の試行錯誤や直面する課題に向き合い、それらを乗り越えていく販売事業者様の等身大の姿を、ドキュメンタリー形式で紡いでいます。Rising Starsの視聴はAmazon Ads Japanの公式YouTubeチャンネルから。

