広告運用におけるROASへの“意識”は根強い。しかし、短期的な売上効率だけを追い続けても、市場環境が変化したとき、再現性のある成長基盤を築くことは難しい。今必要とされているのは、「新規顧客の質」「LTV(顧客生涯価値)」「上流施策の寄与」を包含した評価軸であり、それを実務として回せる仕組みである。Amazon unBoxed 2025では、この問いに対する“現実的な次の一歩”として、Amazon Marketing Cloud(AMC)とAmazon DSPが提示するシグナル活用の未来像が示された——。広告運用の実務と同領域の先端テクノロジーに精通するShirofuneの菊池満長氏が、同イベントの内容を整理し、前後編に分けてレポート。後編となる本稿では、主要セッションから日本の広告主や代理店の読者が明日から活かせる示唆を掘り下げる。
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菊池 満長(キクチ ミツナガ)
大手ネット広告代理店に新卒で2006年に入社し、一貫して広告運用に従事。
緻密な広告運用をアルゴリズム化し、誰もが高い広告効果を得られるようShirofuneを2014年に立ち上げ。
2016年7月に国内No.1を獲得し、2022年までに国内シェア91%を獲得。
2023年から海外展開をスタートし、現...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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