基本に帰るB2B(Back to Basics)
メディアはいまなお、「テレビ」「新聞」「デジタル」といった媒体別に語られることが少なくありません。一方でクライアントや広告会社が考えているのは、「誰に、どれだけ効率的かつ効果的にリーチできるか」という一点です。このズレを、C Spaceは前提として内包しています。
イベントやセミナー、ウェビナーそのものがメディアとなり、体験がコンテンツとして流通する。C Spaceでは、メディア・広告・マーケティングの境界線が、意識される前に溶けています。「クライアントファースト」を掲げるのであれば、クライアント目線に立ち返り、基本に帰ることが何より重要だと感じました。
現地へ行けないマーケターの重要な情報源「C Space Studio」
ここまで、会場の肌感、温度感を伝えるために記述してきましたが、ラスベガスに行かなくても、CESの“いま”をキャッチアップすることはできます。CESには世界最先端のテクノロジーやプロダクトが集まりますが、すべての企業担当者が現地を訪問できるわけではありません。また、現地に行ったとしても、広告・マーケティング・メディア領域の中核であるC Spaceまで足を運べないケースも少なくありません。
こうした制約を補う存在として機能しているのが「C Space Studio」です。
C Space Studioは、CESの中でも広告・マーケティング・メディア・ブランド戦略に特化したライブ収録型インタビュー動画です。初日・2日目の2日間で、1対1または少人数による対話形式のインタビューが各24本、計48本収録され、ライブ配信およびアーカイブ視聴を前提に設計されています。1本あたり約10分とコンパクトながら、要点を的確に押さえた構成が特徴です。
司会進行は昨年に続き、ジェームズ・コテッキ氏。高いMC力により、最新動向だけでなく、2026年を見据えた具体的な計画や課題感をゲストから引き出しています。
登壇者には、Integral Ad Science(IAS)やThe Trade Deskといった日本でもなじみ深い企業に加え、Walmart Connect、WalmartグループのTVメーカーであるVIZIOなど、リテールメディアの最前線を担うプレイヤーが登場しています。C Space Studioは、現地訪問が難しくてもCESの潮流を効率的に把握できる、極めて貴重な情報源と言えます。是非、「C Space Studio」で動画検索してみてください。
C Spaceは「C」に関わる業界キーパーソンが迷ったときの羅針盤
C Spaceは、「C」に関わる業界が迷ったときの、羅針盤のような存在です。C Spaceは、「Cをどう定義するか」を各自が持ち帰るための場所だったのではないでしょうか。
C Spaceの講演で共通していたのは、「自社としてどのような生成AIプラットフォームを構築し、ブランディングし、クライアントに提示・提案するか」までが、一気通貫で語られていた点でした。いかに生成AIを活用しながら「新規クライアントを獲得できているか」「具体的なマネタイズへの道筋を示せているか」。トップ自らがAIを活用し、自信を持って語ることで、社員に自信が生まれ、クライアントに安心感が伝わり、ビジネスが順回転していく。その予感を強く抱かせる会場の雰囲気がC Spaceにはありました。
来年は、C Spaceという場を通じて、日本からの聴講者と現地でつながり、会場でお会いできることを楽しみにしています。
