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プロから学ぶアウンコンサルティングの実践SEM講座

第2回 検索連動型広告の導入・基本


コンテンツと結びつけた広告配信

 ここまでは、検索キーワードにひも付けられた広告が表示される場合を前提としてお話してきましたが、この検索連動型広告から派生したシステムとして、「コンテンツ連動型広告」というサービスも存在します。

 コンテンツ連動型広告とは、ウェブページに掲載されている記事の文脈などを解析して自動的に配信される広告のことを指します。コンテンツと関連性の高い広告が配信されるため、ユーザーの関心に沿った内容の広告が配信され、検索連動型広告と同様に広告効果が高いのが特長です。

 国内の代表的なサービスとしては、Google「アドワーズ広告」の「コンテンツターゲット」と、オーバーチュア「コンテンツマッチ」が主流です。コンテンツ連動型広告は、通常、検索連動型広告と同じ管理画面で設定が可能です。一度画面をのぞいてみて、利用を検討するのもよいかもしれません。

 こちらのコンテンツ連動型広告も、それぞれ広告の配信先が決められています。以下の図は、Googleとオーバーチュアの代表的な配信先です。サービスプロバイダー選びの基準のひとつとしてチェックすることを忘れずに。

広告の掲載基準とは

 サービスを選択するときにもうひとつ重要なポイントがあります。各社が用意している広告の掲載基準です。

 たとえば、違法のアダルトコンテンツを扱うサイトや銃器を販売するサイト、ねずみ講サイトや布教活動を行う宗教法人のサイトなどのように、掲載自体に制限がかけられているものがあります。また、広告のリンク先に設定するページの動作面について、あるいは広告文中の誇大表現にも制限がかけられたり、薬事法関連のキーワード出稿にストップがかけられる場合もあります。

 これらの掲載基準は、サービスプロバイダーごとに詳細な取り決めが用意されています。どこのサービスを利用するかを検討する際には、あらかじめそれぞれのウェブサイトを通して確認されることをおすすめします。

では、媒体の選定が決まったところで、次回はいよいよキーワードの選定に入ります。

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この記事の著者

梅澤 俊雄(ウメザワ トシオ)

2004年東大法卒。2005年アウンコンサルティング入社。検索エンジンマーケティング(SEM)コンサルタントとしてクライアント支援に尽力。その後、業界別市場予測レポート等、各種レポーティングや執筆に従事。英・仏・露・羅語等を駆使し、各国のネット 動向へアンテナを広げる。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/01/09 11:27 https://markezine.jp/article/detail/503

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