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注目マーケティングトピックス2026

“ギルティ消費”のニーズをいかに見出したか? サントリー「NOPE」誕生秘話

売れ行き好調&若者のリピート率も◎

──発売から約1ヵ月(取材時点)が経ちましたが、反響はいかがでしょうか?

 発売1週間で2,000万本を出荷し、販売数量は非常に好調です。当初の計画の最大値を推移しつつ、場合によっては計画を超えるような反響もいただいています。20代・30代の方々にしっかりと手に取っていただけているデータも出ており、狙いどおり若い層にリーチできている実感です。リピート率も重視している指標の一つですが、満足のいく数字が出ています。

 ギルティというコンセプト自体が賛否を生みやすいため、味やデザイン、コミュニケーションに様々なご意見が寄せられると予想はしていたのですが、リアクションがこれほどの総量になるとは正直なところ想像していませんでした。SNSでは「飲みやすい」「シロップみたいで懐かしい」「お酒と割ると最高」などの多様な反応が見られ、味の複雑性がコミュニケーションのフックになっていると感じます。

 実は40代・50代のお客様からも「NOPEを飲み切れたから私はまだ若い」などの反応があり、ブランドの受容性が想像以上に高いこともわかりました。

NOPE購入者のバスケット単価が高い理由

──流通(コンビニ・スーパー)側からの評価も上々ですか?

 発売前から期待を寄せていただき、店頭では商品を大きく展開していただきました。発売後の売れ行きで、その期待に応えることができていると感じます。特に評価いただいているのが、NOPE購入者のバスケット単価の高さです。NOPEと一緒に惣菜やお菓子、お酒などを買う“併買(へいばい)”の傾向が、他の炭酸飲料より顕著に高いことがわかりました。

──最後に、ブランドの展望をお聞かせください。

 まずは、NOPEに手がまだ伸びていない方のトライアル(初回購入)をしっかりと促進していきます。ただ、私たちの最終的な目的は単に飲料を売ることではありません。NOPEという商品を通じて「サボる時間」や「ギルティなひととき」の心地良さを伝えていきたいと考えています。

──どのように伝えていきたいとお考えですか?

 アレンジレシピやギルティフードとの組み合わせのほか「エンタメを鑑賞するとき」といった飲用シーンの提案を通じて、共感してくださる方を増やしたいですね。そこにこの商品の存在意義があると考えています。

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この記事の著者

渡辺 佳奈(編集部)(ワタナベ カナ)

1991年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部を2013年に卒業後、翔泳社に新卒として入社。約5年間、Webメディアの広告営業に従事したのち退職。故郷である神戸に戻り、コーヒーショップで働く傍らライターとして活動。2021年に翔泳社へ再入社し、MarkeZine編集部に所属。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2026/05/20 07:00 https://markezine.jp/article/detail/50643

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