ドコモは、大量のデータをやりとりする第3世代携帯向けのコンテンツやサービスの利用者のために、月額定額料が毎月の利用量に応じて変動する新しいパケット定額サービス「パケ・ホーダイ ダブル」と「Biz・ホーダイ ダブル」を10月1日から提供する。
「パケ・ホーダイ ダブル」は月額1,029円から始まり、iモードのみの場合は上限が4,410円、iモードフルブラウザを利用する場合は5,985円となる。
また、Windowsケータイ向けパケットのプラン「Biz・ホーダイ ダブル」も月額1,029円から始まり、国内でのiモード以外のパケット通信が上限金額5,985円で使いたい放題となる。
現在提供しているパケット定額サービスの月額料金を見ると、iモード定額サービス「パケ・ホーダイ」は4,095円、iモードとフルブラウザに対応した「パケ・ホーダイフル」は5,985円、Windowsケータイ向けのパケット通信に対応した「Biz・ホーダイ」は5,985円。これらと比較すると上限金額が下がったわけではないが、ライトユーザーは手軽にパケット通信を利用できるようになる。
ドコモはこの新料金プランの導入によって、現在提供しているパケット定額サービス「パケ・ホーダイ」「パケ・ホーダイフル」「Biz・ホーダイ」と、パケット割引サービス「パケットパック10」「パケットパック30」は、12月31日で新規申込みの受付を終了するとしている。
8月5日にソフトバンクモバイルは、iPhone向けに2段階定額制の「パケット定額フル」を発表。月額最低料金は1,695円で上限額は5,985円。基本使用料と合わせても、最低月額料金が改訂前の7,280円から2,990円へ引き下げられるとして話題になった。しかし、今回ドコモが発表したパケット定額サービスの最低月額料金は1,029円とこれよりも低く抑えられている。
ロイターはこの料金プランによってドコモの営業利益は200億円マイナスとなるが、織り込み済みだと8月25日に報じており携帯各社の体力勝負となりつつあるが、まだまだ競争は激しさを増していきそうだ。
【関連記事】
・iPhone料金改定、最低月額料金が2,990円に
・ユーザーの本音「新機能はもう十分、料金を安く」、満足度が最も高いのはソフトバンクの「ホワイトプラン」【カカクコム調査】
・iPhone発売で認知度は74.7%も購入予定・検討は横ばい、BlackBerry認知度は12.8%
・iPhone 3Gが見せた圧倒的な初速、3日で100万台達成
・7月の携帯契約純増数でauが絶不調、iPhone発売もソフトバンクの伸びはやや渋め?