調査は、医療保険またはがん保険に加入しているか、興味をもっている全国の20~60代の男女を対象に行われ、計1000人(男女各500人)の回答をもとにまとめられた。
将来的に不安を感じる病気についてたずねたところ、最も多かった回答は「がん」(76.7%)で、2位以下には「脳卒中」、「心筋梗塞」、「糖尿病」、「高血圧」など、生活習慣病系の病気が続いた。また、年代別に見ると、20代の「うつ病」が45.6%と、他の年代に比べて非常に多いのが特徴的。
医療保険・がん保険の資料請求のきっかけついては、「病気やけがへの不安があるから」がトップで、「自分の年齢を考えて」「結婚や出産などのライフステージの変化があって」が続いており、これらは保険加入のきっかけにおいても同じである。
医療保険・がん保険の加入については、「医療保険に加入している」が38.3%、「医療保険・がん保険の両方に加入している」が37.6%で、がん保険単体への加入は7.5%にとどまっている。一方、「医療保険・がん保険のいずれにも加入していない」という回答は14.8%に上っている。年代別では、20、30代で「医療保険に加入している」が最も多く、40代以上では「医療保険・がん保険の両方に加入している」がトップになっている。
医療保険・がん保険選択のポイントについてたずねたところ、「病気での入院給付金日額が十分である」が7割を超え、「保険料が安い」「保障が一生涯続く」が4割台となり、保険金支払いの形態、保険料、保障期間などが重視されている。
また、月々の保険料では「3,000~5,000円未満」が24.8%でトップとなり、以下「5,000~7,000円未満」(14.9%)、「1,000~3,000円未満」(14.5%)、「10,000~15,000円未満」(14.4%)が続き、10,000円未満で全体の約7割(68.2%)を占めている。
現在、医療保険・がん保険に加入している人に新規加入および見直しの意向について尋ねたところ、「やや見直したい(将来的に見直しを考えている)」という回答が33.9%で、「ぜひ見直したい(絶対に見直すつもりである)」という回答(9.7%)と合わせると、見直し意向を持っている人は43.6%にのぼっている。
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