Lunascape/Internet Explorer
Lunascape
Lunascapeは代表的な国産タブブラウザの1つ。タブブラウザ推奨委員会の簡易年表によると第二期に属する。

2008年になって意欲的な動きを見せており、6月に世界進出を狙ってシリコンバレーに子会社「Lunascape Inc.」を設立(発表PDF)。9月16日には野心的なテストバージョン5.0αを発表とした。
これまでもいわゆる「IEコンポーネントブラウザ」で、HTMLレイアウトをMozillaのGeckoに切り替えられる製品はあったが、Lunascape 5.0αではAppleのWebKitにも対応し、3エンジン切り替え可能となった。

またGeckoエンジン利用時には、本家MozillaのShiretoko α2でも見送られたTraceMonkeyが取り入れられ、リリース時点ではJavaScriptベンチマークSunSpiderで世界最速を叩き出したと誇っている。せっかくなのでWebKitでもSquirrelFish Extremeを組み込めば「世界最速二冠」が狙えそうだ。
なおLunascape以外にも、2002年の窓の杜大賞に輝く定番タブブラウザ「Sleipnir」や、Donut RAPT、fubなども開発が続けられている。
Internet Explorer
Windows Internet Explorerはみなさんご存知の通り、マイクロソフトが提供するブラウザだ。IE7になり、Windows Updateから自動更新でインストール可能なので、上記ページにアクセスする人も少ないではないだろうか。
次期バージョンのIE8のβテスト版は「Internet Explorer 8 ホームページ」からダウンロードできる。

IE8βを試してみたい人は、まず必要なアップデートがすべて終わっているかを確認すべきだ。とくにSP(XPならSP3、VistaならSP1)を先に適用しておかないと、IE8のアンインストールが面倒になるらしい(後からSPを当てたSPのアンインストールまで要求される)。またIE6を利用しているひとは、ひとっ跳びにIE8に行かないで、まずIE7をインストールすることをお勧めする。
というようにIEは相変わらずWindowsのコンポーネントと密接に結びついているので、ちょっと気軽に試すというわけにはいかないようだ。IE8β2を入れるとキッチリとシステムの再インストールを要求されるし、再起動するとIE7は消え去って、iE8βで置き換えられていた。