進路系キーワードの検索ボリューム
まず、主に進路を検討する場合に用いられるキーワードがどの程度検索されているのか調べてみたい。
(弊社リスティング実績より推定/3キャリア)
※黄色地は国立大学を示す。

“大学”“専門学校”というビッグワードの他に、「検索数が上位20校の大学名」、それらの「大学名キーワードの検索数と同程度検索されていた専門学校名」に関して検索数を推定した。弊社でのリスティング広告運用実績に基づいたキーワードが中心になっているため、若干の偏りはあると考えられるが、“大学名”などに関しても検索数が多いことが分かる。
第3回の中でも触れたが、資格関連のキーワードに関しては“TOEIC:約5.5万回”、“簿記:3.5万回”といった数字になっており、図1表の上位半数の学校名キーワードは、それらと同等の検索数があることが分かる。
冒頭にて述べたように、非常に多くの若年層がモバイルインターネットを活用しており、携帯を使って情報を探すモバイルユーザーは増えてきている。また、検索サイトを利用して携帯サイトを探すモバイルユーザーも増えてきていることは、上記の検索数データからも見て取れる。
また、大学に関する情報収集という、高校生にとって重要な進路の局面においても携帯の検索は活用されていることや、幅広い情報収集だけではなく具体的な固有名詞を入れた上で検索を行っていることは、若年層の動向を理解する上で着目すべき事項であろう。
では、そのような若年層のモバイルユーザーの検索行動に対して、サイト側はどの程度対応できているのか。検索結果について調べてみたい。