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今すぐはじめる実践モバイルSEO

若年層の検索ユーザーから考える、今後のモバイル検索トレンド

オフィシャルサイトがヒットしない検索結果

 図1の特に検索数の多かったと思われる“明治大学”“東京大学”に関して、単一キーワードと、最も検索されている関連検索キーワードでの検索結果を下記に示した。過去のコラムで調査を行ったキーワードと同様に、EZGoogleにおいては辞書系サイトが多く上位に表示されている。iMenu公式に関しても、辞書系サイトや質問系サイトが上位に表示されており、本来の検索ユーザーのニーズにはマッチしていない結果といえる。

 唯一、Yahoo!ケータイの“東京大学”での検索結果のみ東京大学の情報サイトがヒットしていた。しかし、このサイトに関しても東京大学が独自ドメインにて運営しているモバイルサイトではなく、学校向けのモバイルサイト構築CMS(コンテンツマネジメントシステム)を利用しているサイトであった。またこの東京大学の検索結果は稀なケースであり、“明治大学”の検索結果と同様に大学のオフィシャルサイトがヒットしないケースがほとんどであった。

図 2 大学名および関連検索キーワードにおける検索結果一覧(9月29日時点)
※空欄箇所は検索結果がなかったことを示している。
図 2 大学名および関連検索キーワードにおける検索結果一覧(9月29日時点)※空欄箇所は検索結果がなかったことを示している。

 大学全入時代といわれる昨今、電車広告などを出している私立大学が多く見受けられる中で、このように大学のオフィシャルサイトが用意されていなかったり、検索結果上位に表示されていないことは、大学側にとって高校生への情報提供の機会損失となっていると考えられる。

 もちろん、進学系情報ポータルサイトに広告枠を借りる形で情報を掲載することも考えられるが、独自色を出した情報提供を行うことは困難であるため、PCサイトと同様にモバイルサイトでも大学オフィシャルサイトを用意し検索上位表示をさせることは、高校生との接触機会を増やし情報提供を行う上で重要であるのではないだろうか。

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企業名で検索をするモバイルユーザー

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この記事の著者

モバイルSEO事業部 事業部長 佐藤竜也(モバイルSEOジギョウブ ジギョウブチョウ サトウタツヤ)

大学1年次よりインターンとしてフラクタリストに参画。インターン時代は営業やマーケティングを経験した後、社長室(現在は廃止)の立ち上げに携わり、上場準備や広報、新規事業を担当。 2006年モバイル検索エンジンの広がりに可能性を感じ、モバイルSEO事業を立ち上げを主導。コンサルタント、シニアコンサルタントを経て、200...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2008/11/05 12:00 https://markezine.jp/article/detail/5604

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