ロボット型検索エンジンからのクロールを逃さない構造
PCサイトも、影響力のあるディレクトリ検索サービスへの登録は必須であり、モバイルでも一部その流れを踏襲しているといえる。また、Jモバイルディレクトリー自体も、GoogleやYahoo!など、他社のロボット型検索エンジンにクロールされており、これらの検索サービスに対してSEO効果を出せるよう、ディレクトリ構造を日々チューニングしているそうだ。


窪島氏は「各社の検索ロボットがクロールするのは、ログを見るとわかります。どの検索エンジンでも上位に上がってくる状況を目指すには、それぞれのインデックスに入るのが第一条件です。例えば、検索ロボットが弊社のディレクトリサービスの第三階層までしか来てないのであれば、それにあわせた構造にし、ディレクトリサービス全体に渡ってインデックスされるようにします。もちろん、グループであるlivedoorの検索エンジンとしてのチューニングも欠かせません」とディレクトリの品質向上の施策について語る。
現状では、何年も更新されていない、質のよくないコンテンツが検索結果で上位に表示されることも多いという。そういったページと比較すると、各社の検索サービスにおいて、人がしっかりとメンテナンスしているサイトは品質が高いと判断するだろうという仮説をもとに、とにかくよいサイトを集めては、日々チューニングを行っている。
同じく山田氏も「モバイルSEOのコンサルタントは、サイトのソースやキーワードの最適化といった内的な面と、ディレクトリ登録などの外的な面を考慮してコンサルティングしています。今後は、いまよりも状況が整理されていくと思いますが、ディレクトリ検索の存在意義は変わらないと思います」と語った。
