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サービス提供側視点から語るモバイルSEO/SEMの活用ポイント


ロボット型検索エンジンからのクロールを逃さない構造

 PCサイトも、影響力のあるディレクトリ検索サービスへの登録は必須であり、モバイルでも一部その流れを踏襲しているといえる。また、Jモバイルディレクトリー自体も、GoogleやYahoo!など、他社のロボット型検索エンジンにクロールされており、これらの検索サービスに対してSEO効果を出せるよう、ディレクトリ構造を日々チューニングしているそうだ。

ディレクトリ登録を行なうことで、パートナーサイトからのトラフィックとSEO効果を期待できる
ディレクトリ登録を行なうことで、パートナーサイトからのトラフィックとSEO効果を期待できる
ディレクトリ登録した場合のパートナー先での表示例
ディレクトリ登録した場合のパートナー先での表示例

 窪島氏は「各社の検索ロボットがクロールするのは、ログを見るとわかります。どの検索エンジンでも上位に上がってくる状況を目指すには、それぞれのインデックスに入るのが第一条件です。例えば、検索ロボットが弊社のディレクトリサービスの第三階層までしか来てないのであれば、それにあわせた構造にし、ディレクトリサービス全体に渡ってインデックスされるようにします。もちろん、グループであるlivedoorの検索エンジンとしてのチューニングも欠かせません」とディレクトリの品質向上の施策について語る。

 現状では、何年も更新されていない、質のよくないコンテンツが検索結果で上位に表示されることも多いという。そういったページと比較すると、各社の検索サービスにおいて、人がしっかりとメンテナンスしているサイトは品質が高いと判断するだろうという仮説をもとに、とにかくよいサイトを集めては、日々チューニングを行っている。

 同じく山田氏も「モバイルSEOのコンサルタントは、サイトのソースやキーワードの最適化といった内的な面と、ディレクトリ登録などの外的な面を考慮してコンサルティングしています。今後は、いまよりも状況が整理されていくと思いますが、ディレクトリ検索の存在意義は変わらないと思います」と語った。

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モバイルリスティングもメディアミックスが必要

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この記事の著者

森 英信(モリ ヒデノブ)

 就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務やWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業。編集プロダクション業務においては、IT・HR関連の事例取材に加え、英語での海外スタートアップ取材などを手がける。独自開発のAI文字起こし・翻訳ツールなど...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2008/12/19 19:42 https://markezine.jp/article/detail/6052

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