再度言うが「セールスメールは捨てられる」という認識からスタートする必要がある
自分で申し込んだメルマガなのに、自分で許可した案内メールなのに、消費者は内容をよく確認もせずにメールを捨ててしまう。
現実の世界でも「今度食事に行きましょう!」なんて相手から誘ってきたのに、実際に日時を決めようとすると、レスポンスがよろしくない…なんてことは良くあることだが、ダイレクトレスポンスの世界でも、このくらいが常識であることを認識する必要がある。この認識を忘れてしまうと、自分(= 企業)本位の独りよがりなセールスメール送りつけるだけになってしまい、捨てられるだけでなく、「迷惑メール」としてアドレスが設定されてしまう。
メールも“見た目”が重要!!
「人間の第一印象は、10~15秒で決まり、その一瞬で決まった第一印象は、そう簡単には修正されることはない」
どこかの研究機関の発表は、おそらく読者の多くも知っている話だと思うが、この“第一印象で決まる”という話は、何も人間に限ったことではないと私は考える。
TVのチャンネルを目的なく選ぶとき、ランチ時にメニューを選ぶとき、洋服を選ぶとき、爆弾を解除する導線を選ぶとき…。メールなのに“見た目”と言うと違和感を覚えるかもしれないが、皆さんが日々遭遇するシチュエーションに当てはめて考えていただきたい。皆さんは日々大量に送られてくる郵便受けのチラシやメールボックス内のセールスメールを破棄するか、読み進めるか決めるのに何秒かけているだろうか? 私はせいぜい1通当たり3秒程度しかかけていない。