被リンク数は増えたのに、一向に検索順位が上がらない
被リンク数が多ければ検索順位が上がるはずでは・・・。
確かに大筋ではその通りです。しかし、「検索エンジン登録代行」「テキスト広告リンク」等のSEO対策向け外部リンクサービスにおいて、数千件、数万件という大量のリンク件数をウリにするサービスほど結果が出た試しがないのは何故でしょうか?
実際、闇雲に被リンク数を増やすだけでは、順位は上がりません。これは、Yahoo!やGoogleの被リンク評価のアルゴリズムは、重複のない純然たる外部リンク数をカウントするために「IPアドレス単位」での外部リンク数を評価する仕組みが取り入れられているからです。
IPアドレス単位のリンクとは?
そもそもIPアドレスとは何でしょう? IPアドレスとは本来、PCやサーバーなどの通信機器ごとに割り振られた識別番号の事です。「210.188.201.135
」のように、12桁の数字で構成されます。
一般的には、WebサイトのIPアドレスがそれぞれ違えば、サーバーおよび運営者レベルで別々であると考えられます。
例えば、レンタルサーバーを契約した場合、その1契約に割り当てられるサーバーのIPは、通常1つだけです。そのサーバー領域内に10個のドメインを割り当て、10のサイトを立ち上げても、IPアドレスは全て同一となります。
仮にあなたがSEO対策目的で、一気に1000のドメインからリンクを獲得したとします。「それぞれのページはドメインが別々だから、被リンク1000件分の効果だ!」と期待するのは当然ですが、実際のところは1000ドメイン全て同じサーバーにアップされたもので、「IPアドレスは全て重複し1つ」だけという事もあるかも知れません。この場合、Yahoo!やGoogleから見れば1つの関連性のあるグループからのリンクに過ぎないため、実質的には1000サイトどころか10サイト分の評価も得られないでしょう。実際、外部リンクを提供するサービスには、そういったタイプのものがよくあります。
外部リンク獲得を前提としたコンテンツの企画、または広告出稿先やリンクサービス選定を行う際は、必ず「IPアドレス単位」での外部リンク獲得数に対してコスト算出を行うようにしましょう。