ジオテクノロジーズとJTBは、持続可能な観光地域づくりを目的に業務提携を締結したことを明らかにした。同提携により、両社は渋滞状況や人流データを可視化するツール「トレポト」を共同開発。2025年10月1日からサービス提供を目指す。
トレポトは、過去の渋滞状況を視覚的に把握できるほか、統計に基づいた渋滞予測も行える。さらに、最短距離や通過時間を考慮した最適な所要時間の計算をもとに、詳細な分析レポートを提供する。まずは観光地の交通課題が顕在化している自治体や観光地域づくり法人を対象にサービスを提供する予定だ。
観光地における交通渋滞は、来訪者の満足度や地域住民の生活、緊急車両の通行、安全面など多方面に影響を及ぼす。両社は、「トレポト」を活用し、得られたデータの分析を通じて自治体などに効果的なプロモーション戦略の立案を支援する方針である。今後も機能の拡充とサービスの展開を進める予定である。
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