「テーマ別スライドショー」「人々」など、iPhotoの「待ってました」な新機能
ここでは用意されているデジカメやムービーなどを自由に使って、実際に手を動かしながらレクチャーを受けられる。手を動かしているうちに、木本さんもあれやこれやと思い出したようだ。

「イヤー、とにかくたくさん写真を撮るので、とにかく整理するのにiPhotoが便利なのがよくわかりました。フィルムロール別やベストショットにフラグを立てたり、キーワードを設定して管理したり。でも、管理した写真をみんなに見せるのにいい方法はないでしょうか」
そこで教わったのが、新機能である「テーマ別スライドショー」。写真の入ったフォルダを選び、6つのテーマから好きなものを選ぶだけ。あとは自動的にスライドショーが出来上がる。曲をあわせたり、スライドの表示スピードを変えたり、調整も簡単にできる。スライドショーが仕上がったら、MP4ムービーとしてiTunesに書き出し、 iPod、iPhone、Apple TVなどで楽しむのもよし。iDVDでDVDにしたり、Webで共有するのも簡単だ。
「おーー、すげー。こんなの勝手につくれちゃうの。ほんとだ、ボクにもできる。 いつのまにこんなことになってたんですか。じゃ、さっきGarageBandでつくってもらったラジオのオープニングと合わせて、オープニングムービー風につくれますね。新機能の『人々』機能を使えば、『アイドル写真集』もできちゃうってわけか…」
さらに、GPS対応カメラまたはiPhoneに搭載されたカメラのデータを使って「撮影地」でまとめたフォルダにすれば、『旅行記』も簡単だ。

それでは、動画アプリ「iMovie」はどんなことができるのだろう。
iPhotoのすごさに圧倒され、木本さんのiMovieへの期待はいやがおうにも高まるばかり。逆再生、ブレ補正、スローモーション、ピクチャー in ピクチャーなど、最新機能がめじろ押しだという。動画の中に動画が現われるピクチャー in ピクチャーの操作を体験した木本さん、かなり興奮状態のご様子。さらに、背景を切り抜き、他の背景に重ね合わせる「グリーンバック」にも対応していると聞いて、絶句状態。
「うわあ、湖の中を自転車が走っているようになってる。なんだかすごいことになってますね。もうプロ仕様のアプリケーションはいらないって感じじゃないですか」
これも先ほどのiPhotoでつくったスライドショー同様DVDにでき、Youtubeのアカウントを登録しておけば、数秒でYoutubeにアップすることができる。あらゆることが、ドラッグ&ドロップでできてしまうわけだ。