今回の調査は、20代・30代・40代の男女で過去6か月以内にモバイルECサイトの購入経験がある人600人を対象に行われた。モバイルECサイトへの認知経路を見ると、男性は「先にパソコン用のECサイト」でそのサイトのモバイル版を認知したケースが25.7%なのに対して女性は14.0%。女性は「通販雑誌・広告」から認知するケースが17.0%なのに対して男性は3.3%と、性別によって認知経路に違いがあることがわかった。
また、過去半年間の買物回数が6回以上購入している人を「買物頻度が高頻度な人」と定義し、全体平均と比較すると、男性では「auのカテゴリ検索」や「携帯インターネットでたまたま見つけた」の項目で全体値よりも高頻度者の割合が高い結果となった。女性でも「携帯でインターネットを検索」「携帯のインターネットでたまたま見つけた」の項目で全体値よりも高頻度者の割合が高い傾向にある。また、買物頻度と利用金額は比例関係にあり、買物が低頻度な人ほど平均利用金額は低く、頻度が高くなるにつれて平均利用金額が増加する傾向にある。
決済方法で最も利用されているのは「代金引換」で「クレジットカード」「コンビニ決済(振込)」がそれに続いている。その一方で、ネット銀行や電子決済はまだまだ少ないのが現状のようだ。また、2万円以上の買物では「銀行振込」や「ネット銀行」といった金融機関を利用した決済方法が多く、「代金引換」・「クレジットカード」は購入金額に関わらず多く利用されるなど、決済方法によって利用に違いが見られた。
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