アイシェアは、料理をつくる際に何を参考にしているかを調査し、20代から40代を中心とするネットユーザー男女456名の回答を集計した。頻度にかかわらず自分で料理をしている人は全体の68.4%。女性では半数以上が「頻繁にする」と答え、料理をする人が85.0%にのぼる一方、男性では「まったく料理しない」が46.1%と、男女間の差が目立った。
また年代別では、「頻繁に」料理している人の割合は年代が上がるほど高くなっている。
料理をする人のうち、9割近くが料理をするときにレシピを参考にすることがあるとしており、女性では4人に1人が「頻繁に見る」と回答。若い年代ほどレシピを参考にする傾向がある。最も参考にしているレシピでは、「レシピサイト(PC版)」が性別、年代別を問わずトップとなり、女性よりも男性の利用率が高い。逆に、2位の「レシピ本」では、男性よりも女性のほうが利用率が高くなっており、「本を買うほどではないが情報を知りたい」という男性にレシピサイトは人気のようだ。
レシピサイトは料理の作り方だけでなく、実際につくってみてどうだったか、こんなアレンジもあるというように、料理する人の意見やアイディアを知ることができる点も楽しく、心強い。今回の調査対象はPCサイトのみだが、店先で参考にできる携帯サイトも忙しい人にはベンリだ。
一方、料理本は、決められた予算で料理したい、プロ級の料理を自宅で再現したい、身体にいいものを食べたいといった多様化する志向にこたえるため、趣向をこらしたものが多数出版されている。本を出す料理研究家も、ライフスタイルを含めて提案する栗原はるみのほか、肩のこらない料理を紹介するケンタロウ、こうちゃん、コウケンテツなどの男性料理研究家が人気を集めるなど、そのイメージも大きく様変わりしている。
節約や健康のために自炊派が増えているため、こうしたレシピ情報を求める人が増えそうだが、たまには身近な家族、特に母親に料理の作り方を教えてもらうのもよいのではないだろうか?
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