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ホットリンクが探る、SNS活用企業の成功の秘訣

38万人超の「のりふ民」に愛される紀文のXアカウントに聞く、“人と人”の自然なコミュニケーション

 ちくわやはんぺんなどの練り製品を手がける総合加工食品メーカー・紀文食品。2017年にXアカウントの運用を開始し、レシピ紹介や親しみやすい投稿で、2025年2月時点で38万人を超えるフォロワー=のりふ民を抱える人気アカウントに成長しています。ユーザーと自然に交流をしながらファンを増やし続けるSNS運用の秘訣とは何なのか? 運営を担当する営業企画部コミュニケーション担当/管理栄養士の安達祐里佳さんにうかがいました。

【期間限定無料公開】この記事はプレミアム記事(有料)です。本来ご利用にはMarkeZineプレミアムのご契約が必要ですが、3月25日(火)~4月8日(火)の間、期間限定で無料公開しています。この機会にぜひ、プレミアムなMarkeZineのサービスをお楽しみください。MarkeZineプレミアムにご契約いただくと、すべての有料記事が読み放題になります。

毎日投稿!兼務体制で取り組むSNS運用

――Xアカウント(@kibun_kitchen)の「中の人」である「ちくわちゃん」こと安達さんに、SNS運用の姿勢についてうかがいます。まずは所属部署のミッションや、Xの運用体制について教えてください。

 私は現在、店頭での販促やプロモーションを企画する部門に所属しており、Xの運用と企画立案を兼務しています。企画立案業務としては販促企画の他に営業支援にも携わっています。Xの運用は基本的に2名体制です。昨年2024年4月に配属された当初は前任者(のりふみ)と私の2名体制でした。現在は私がメインで担当し、上司がサブにつくという形です。

株式会社紀文食品 営業本部 営業企画部 デジタルコミュニケーション担当 安達 祐里佳氏の写真です
株式会社紀文食品 営業本部 営業企画部 デジタルコミュニケーション担当 安達 祐里佳氏

――投稿頻度の高さからX専属担当かとお見受けしておりました。業務の比率はどのようになっていますか?

 時期によりますね。特にプロモーションや販促を企画する時期は商談会とも重なり、Xの頻度が一時的に落ちることもあります。

 それでも毎日「おはちくわ」と挨拶したり、リプライが難しい日は「今日はお返事できない……。ごめんちくわ」と投稿したりと、どんなに忙しくても、お客様とのコミュニケーションを取ることを心がけています。

画像左:毎日の挨拶、画像右:返事ができない際の投稿(Xアカウントより)
画像左:毎日の挨拶、画像右:返事ができない際の投稿(Xアカウントより)

SNSはお客様とつながる場、「同じ目線」が生む親しみ

――御社では、Xを「お客様とのコミュニケーションの場」のように位置付けていらっしゃるのでしょうか。

 そうですね。弊社ではSNSを、企業とユーザーが同じ目線でフレンドリーに会話できるコミュニケーションツールと位置付けて、フォロワーさんとのつながりを大切にした運用を重視しています。

 元々弊社は若年層へのアプローチに課題を抱えていました。というのも、弊社が扱っている練り製品のメイン購買層は50〜60代です。そこで、少しでも多く若年層の方と接点を持つことを目的としてXを開設しました。

 またフォロワーさんとコミュニケーションをとるだけでなく、商品に対する好評価などポジティブなコメントがあれば、それを取り上げて社内の方々へ伝えていくこともしています。

 弊社の商品に対して「おいしいよ」「あ、こんな商品も売っているんだ」といった声を拾い、関係する部門へ発信することで、営業担当や製造担当にも「自分たちの取り組みが、こんなふうにお客様から評価されている」と実感してもらえます。

 「私たちは、現場とお客様をつなぐ役割である」という気持ちで取り組んでいます。

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株式会社ホットリンクは、データ分析とUGC(ユーザーによるクチコミ)創出に強みをもつSNSマーケティング支援会社です。戦略設計から効果測定まで一貫したサポートを行い、クライアントの売上向上や認知拡大を図ります

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

落合 真彩(オチアイ マアヤ)

教育系企業を経て、2016年よりフリーランスのライターに。Webメディアから紙書籍まで媒体問わず、マーケティング、広報、テクノロジー、経営者インタビューなど、ビジネス領域を中心に幅広く執筆。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2025/03/25 09:30 https://markezine.jp/article/detail/48270

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