家についたらまず「パソコンを立ち上げる」-パソコンの“習慣化”
まず、Q1では「家についてまず初めにすること」を尋ねた。
その結果、「パソコンを立ち上げる」と回答したユーザーが最も多く45.0%。次いで、「テレビをつける」の29.1%、そして「家事」の12.8%が続く結果となった。
電通が2008年2月に行った「クロスメディア行動調査」の中でも同様の質問がされているが、約1年前のこの時点では「テレビの電源を入れる」が39.8%、「パソコンを立ち上げる」が31.9%と、両者の差こそ拮抗しているものの、まだテレビの利用率が上回る結果となった。
調査手法は共にインターネットを通じて行われているものの、調査対象者やサンプル数などが異なるため一概には比較できないが、この調査結果はパソコンが人々の生活により浸透し、"習慣化"していると考えられるのではないだろうか。

この結果を男女別にみると、男性の方がパソコンを立ち上げる割合が高く半数以上のユーザーがまずはパソコンを立ち上げると回答している。女性に関しては、主婦も調査対象者に含まれていることからか、「まず家事をしてしまうと」回答したユーザーが男性に比べ18.2ポイント高く21.9%となった。
また、年代別の特徴としては、10代は「パソコンを立ち上げる」や「音楽をかける」ユーザーが多く、「テレビをつける」割合が低い。30・40代については、「テレビをつける」ユーザーが比較的多い傾向にあり、20代と50代については平均的な数値となっている。
Q2では、パソコンを立ち上げて最初にすることを尋ねてみた。その結果、「メールの確認」と回答したユーザーが圧倒的に多く83.3%。次いで2番目に「サイト閲覧(ブックマークから)」の11.0%が続く結果となり、大多数のユーザーはまずメールかサイト閲覧を行うことが分かった。
また、「検索」と回答したユーザーはわずか1.3%にとどまっており、検索のためだけにパソコンを立ち上げるというユーザーは案外少ない、もしくは簡単な調べものであればパソコンではなく携帯電話で行ってしまうというユーザーが多いのかもしれない(※1)。
今回は"パソコンによる"インターネットに限定して調査を行っている。
