クリックストリーム(Clickstream)
クリックストリームのページでは、そのドメインに訪れた人が、サイトに来る前とサイトから去った後にどのドメインのページを閲覧したか、という情報が分かります。Upstream Sites(上流サイト)は、今調べているドメインに来る「前」にユーザーが見ていたドメインが、ユーザー数の多い順に表示されます。
自社のサイトであれば、アクセス解析ツールが集めたリファラー情報から自社サイトに来る前の情報を知ることができますが、ライバルサイトに関しては分かりません。Alexaのこのランキングを見れば、どのサイトから他社サイトにアクセスしているのか、というおおまかな情報を知ることができるでしょう。広告ネットワークのドメインがランキングに出ているようであれば、どこに多く広告を出し、ユーザーを獲得しているか、ということまで推測できる場合があるかもしれません。
逆に、Downstream Sites(下流サイト)は、今見ているドメインのユーザーが、次にどのドメインのページを見たか、というランキングです。ここに、そのドメインの競合サイトのドメインが多く出ているようであれば、ユーザーは今調べているドメインでは問題を解決できずに、競合サイトへ行ってしまったのかもしれません。
検索エンジンからの流入割合(Search %)
3つ目の新機能は、Traffic Statsメニューの中のサブメニュー、1番右側にある"Search %"で開くことができます。ここでは、検索エンジンから来たトラフィックの割合の変動をグラフで見せてくれます。過去のどれぐらいの長さについて見るかは、下部のプルダウンで選択できます。検索エンジンからの流入は、絶対数ではなくアクセス全体に対する割合(パーセンテージ)である点には注意してください。
以上、3つの新機能を見てきました。再度になりますが、Alexaのデータは偏っていますのであくまで参考程度に利用していただきたいのですが、サイト分析をする際のツールの1つとして活用できると思いますので、ぜひいろいろ使ってみてください。