ヤフーは、「Yahoo! JAPAN」において、行動ターゲティング広告のネットワーク配信を開始することを2月13日に発表した。
サイト利用者の行動履歴を収集し、セグメント化することで、適切な広告配信を可能にする「行動ターゲティング広告」。今回展開するのは、米Yahoo!の広告テクノロジーを日本市場向けにカスタマイズしたもの。Yahoo! JAPANの利用者がどのようなサービスを閲覧したか、どんなキーワードで検索したかをもとに、興味・関心別の約800のグループに分類し、広告したい商品やサービスに興味・関心をもつグループのみに、閲覧中のページ内のコンテンツとは無関係に広告を配信する。
2006年12月にネットレイティングスが発表した「データクロニクル2006・ファクトシート」の「ドメイン別利用率」と「プロパティ別利用率」のランキングで、2001年から不動の1位を続けているYahoo! JAPAN。この国内最強のポータルサイトで得られたユーザー行動履歴は、広告ネットワークの媒体価値を高めるのに十分といえるだろう。
広告配信開始時には、Yahoo! JAPANはもちろん、「Impress Watch」、「ITmedia」、「ORICON STYLE」、「クックパッド」などの大手人気サイトが媒体として参加。広告会社を通じた広告主への販売は2月13日から開始し、広告配信は4月からの予定となっている。
プレスリリース:「Yahoo! JAPAN、行動ターゲティング広告のネットワーク配信を開始」
参考資料:「Yahoo! は不動の1位、ISP系に代わって楽天、アマゾン、GMOが台頭。ドメインランキング・プロパティランキングにみるメインプレーヤーの変遷」 (PDF)