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河出、筑摩ら8社が書籍販売システム「35ブックス」を立ち上げ、返品率低減で協力

 「35ブックス」では、書店のマージンを35%とし、返品の場合は引き取り価格を仕入れ価格(本体価格の65%)ではなく、本体価格の35%とする。これによって、出版社の返品コストの低減、書店のマージンアップなどのメリットが見込める。

 現在の「委託販売制」では仕入価格と同額での返品が可能なため、書店は返品することで不利益を被ることがない一方、出版社も数多くの出版物を書店店頭に展開。しかし、出版点数の増加によって返品率は上昇しており、出版不況といわれるなか8社は新たな販売システムを検討していた。

 「35ブックス」では今回、文庫セット物も 含む26タイトルの書籍を用意しており、書店からの注文がまとまり次第、製作部数を決定して11月上旬から配本する。来春以降には第2回目の企画を予定している。

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2009/07/07 11:32 https://markezine.jp/article/detail/7743

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