2009年7月17日(金)、レシピ共有・投稿サービス「クックパッド」で知られるクックパッド株式会社が上場した。本編では、いかにしてこのレシピサイトが儲けを生み出しているのか見ていきたいと思う。
上場を実現!驚異の成長率を支えるものは何なのか?
「毎日の料理を楽しみにすることで心からの笑顔を増やす」を企業理念にもつクックパッド株式会社が上場を果たした。女性向け…特に、主婦層を狙ったレシピ投稿・共有サービス『クックパッド』『モバれぴ』が大きな反響を呼び、驚異的なユーザー増を達成できたことが、その背景にあることは想像に難くない。

クックパッド株式会社が上場に際して発行した資料『新株式発行並びに株式売出届出目論見書』によれば、クックパッドの売上高は次のようになっている。

第12期(平成21年1月期)については、上場が期中であるため第3四半期までの累計でしか数字が出ていないが、売上高は約7億3千万円となっており、対前年比での成長率は当該時点で108%を超えている。
それよりも見るべきところは、前期・前々期の実績だろう。第10期(平成19年4月期)については売上高約3億1万円、第11期(平成20年4月期)については約6億7千万円となっており、それぞれの対前年比成長率は255%、218%という驚異的な数字を叩き出している。
この成長率を見る限りでは、第3四半期までしか数字がでていない第12期も130%から200%の間での成長率を期待することができ、予想売上高は約8億8千万円(対前年比130%成長)~約13億5千万円(対前年比200%成長)の間で推移するものと思われる。
それにしても、これだけの成長率を誇れる要因は何なのだろうか?
クックパッドは「レシピの共有・投稿」に特化したウェブサービスである。つまり、このサービスを下支えしているものはサービスを利用するユーザーにほかならない。ユーザー数は、平成21年5月末時点で681万人であると公開されている。前年同月比でみた場合の増加率は152.5%となっており、たった1年でこれほどの成長をみせているのは驚異的である。
しかしながら、ユーザー増=売上増というのは短絡的な見方であり、あくまでもユーザーの増加による売上増は一因である。そこで、ほかの要因を探る意味でも、セグメント別での売上構成、ビジネスモデルを見ていきたいと思う。
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