客層に合ったメルマガへの出稿が大成功のきっかけになるか?
井野さんが商材を選び、サイトのデザインが仕上がったのが9月ごろ。しかし、はじめの1ヶ月の売上は、わずか数万円だったという。
「サイトが出来てからも、しばらくの間は『陸の孤島』状態だったので、アクセス数も、売上もボチボチでした。でも、アクセス数、売り上げた商品の数とその粗利のバランス感は知ることができたので、その後の展開にとっては、貴重な時期だったと思います。適切な媒体に広告を打てばちゃんと稼げるだろう、という自信も持てました」
勝負をかけた広告媒体として選んだのは、誰もが知る有名メルマガ『平成・進化論』だ。井野さん自身も長きに渡る読者であり、読者のイメージも沸いていた。また、途切れることなく広告が入っていることもわかっていたので、広告効果にも不安はなかったそうだ。
「広告にかかるお金はヘッダー広告で十数万円、号外広告では30万円以上と、確かに、サラリーマンにとっては大きな額なのですが、選んだ商材の利幅を考えれば大丈夫かな、と。また、仮にすぐに回収できなかったとしても、アフィリエイトと違いDSでは、購入してくださったお客様のメールアドレスが運営者の財産として貯まる(注)というのも、安心材料のひとつでした」
手ごたえを感じつつも、広告の出稿は初めての経験。数十万円という投資額も、少なくとも普通のサラリーマンには大きな賭けであるに違いない。はたして、十分な成果は出たのだろうか?
注)
DSのサービスによって異なる。井野さんは、もしもドロップシッピングの「プロフェッショナルプランβ」に参加しているので、顧客のメールアドレスを保有できる