鍵となるデータ連携
Web解析ツールがデジタルマーケティング解析ツールへと変貌するための最大の鍵がデータ連携である。基本的にはこれまでWeb解析ツールで取得していたWebサイト内のデータや、インターネット広告に関連するデータに加え、各種デジタル広告のデータをインポートすることになろう。
その際、手作業で各広告媒体からデータを一度エクスポートし、改めて解析ツールへインポートという手段でもデータの一元管理は可能ではあるが、そこで発生するタイムラグや手間はできる限り省いておきたい。
そうなるとAPIを活用してのダイレクトなデータ連携を実現させ、手間もタイムラグも発生させないというのが最善の手段と考えられる。
実現しつつあるデジタルマーケティング解析
こういったAPIを活用してのデータ連携は実際に進みつつある。以前にOmniture SiteCatalystとSalesforceの連携を紹介したが、Omniture SiteCatalystは米国においてはそれ以外にも160を超えるシステムとのスムーズな連携が可能となっている。今後日本においても同様のデータ連携が進んでいく可能性は十分にあるだろう。
もちろんOmniture SiteCatalyst以外の解析ツールもその流れに向かっていくことは十分考えられる。これらのツールをにできるだけ多くの広告データを集約し、デジタルマーケティング解析ツールとして活用できるかが、今後のデジタルマーケティング成功へ向けての大きな鍵となるだろう。