資料の概要(1)
導入ステップチェックシート
アクセス解析ツールを導入するには、さまざまなステップがあります。現在、導入しているサイトがどこまで進んでいるか? というのをチェックするためのシートです。タスク抜けを防ぐために便利なシートです。
例えば「最初の打ち合わせを行った」「●●という情報が伝わっている」「計測用のタグを送付した」「担当者が決まった」「申請書を送付してもらった」などの項目があり、現在私が使っている資料では導入完了までに約80個のプロセスが記載されています。
導入概要
導入のために必要な最低限の情報です。主に、導入のルールや条件・かかるコスト・アクセス解析担当者設置のお願い・担当者の役割・連絡先などについてまとめられています。導入時に必ず最初に説明するような内容です。


アクセス解析概要
アクセス解析の経験がない人、あるいは改めて正しく理解するための、簡単な指標の定義やアクセス解析導入の背景・意味などを紹介しています。主に参考用です。

導入シート
1番重要な資料です。計測タグなどを作成するために必要な情報を、導入するサイトの担当者に入力してもらうためのシートです。これを書かないと導入が進みません。ベンダーによっては自前で用意されている場合も多いですが、私は専用の導入シートを作って、ベンダーとやりとりをしています。
主な入力項目は、サイト名・予測PV数・担当者の連絡先・計測タグやファイルの設置場所・SSLの有無・公式/非公式サイト(モバイルのみ)・サイト利用規約に文言明記の有無などがあります。

費用負担記入シート
導入を統括する部署・導入をする部署・ベンダーとの間で費用が発生する場合に記入をしてもらうものです。いつ・どういう手法で支払いが行われるかを管理するために必要です。
オプションシート(ベンダー作成)
有償やオプションやサービスを導入サイトが使う場合に見ていただく表です。ベンダーが持っているケースが多いので、それを使うことが大半です。自前で作成し、必要に応じて項目をみせないといった全体管理も必要かもしれません。
ユーザー申請シート
アクセス解析サービスにログインする人に申請してもらうシートです。名前・メールアドレス・IDなどを記入してもらいます。またツールによっては複数の種類の権限を与えられるので、どういった種類の権限を希望するかなどを書いてもらう場合もあります。権限に関してはルールがあるので、それを事前に告知しておくことが多いです。

他ツールやログとの数値比較
事業で取得しているログ、あるいは他のサービスとの主な定義の違いや、数値の違い。ずれる原因などについて述べています。今までアクセス解析サービスが入っていないサイトに導入する場合は説明をしていません。ポイントは、数値はずれるのは当たり前なので、その影響範囲を把握し、的確に対処をしていくという事です。この辺は今後の連載でまた改めて紹介いたします。
