調査概要
富士経済の通信販売市場の調査結果報告書「通販・e-コマースビジネスの実態と今後 2008-2009 市場編」によると、インターネット通販市場は2010年に2.5兆円、モバイル通販も4000億円となり、通信販売(物販)全体の50%以上をネットが占めることになるという。実際昨今の市場を見ているとeコマースサイトが乱立し、多様な商品が売られるようになっている。そこで、インターネット通販のプラットフォームとしてのeコマースサイトがどのように利用され、利用者が現状のeコマースサイトをどのように感じているか調査した。
今回は、eコマースサイトをどれくらい利用しているかや、サイトをどう探すか、また、商品ごとにどういった購入経路を利用しているか等についてまとめた。
調査結果サマリー
- 60代以上のシルバー層も他の世代と比べて遜色がないほどeコマースの利用率は高くなっている
- eコマースサイトは楽天やYahoo!ショッピングなどの大手ショッピングモールを利用することが多い
- eコマースでほとんど買い物をしない人は、よく利用する人たちに比べて、広告をクリックしてeコマースサイトを訪れて利用することが多い
- eコマースをよく利用する人は他の人たちに比べて、特定のサイト名を検索してeコマースサイトを探すことが多い
- チケット関係はインターネットで購入することが一般化している
- カタログ通販は衣料品や家具、ギフト関連の利用が多い
調査対象
- 調査対象は、15歳以上の男女659人
- 性別は男性:女性=50.8%:49.2%
- 年代別は10代:16.7%、20代:14.9%、30代:16.1%、40代:17.5%、50代:17.8%、60代~:17.1%