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読めばナットク!インターネット広告10の誤解

誤解09 総合広告会社はインターネット広告が不得意である

総合広告代理店の強みと今後の展開

 では、総合広告代理店の強みとは何だろうか。それは、各種メディアを組み合わせたソリューションの企画力と実行力だ。広告主の課題のすべてがインターネットで解決できるわけではない。総合広告代理店は専業代理店よりも幅広いリソースを抱えているので、課題に応じたソリューションを提供できる。総合的なソリューションのひとつとして、もっとも有効に機能するようにインターネットを位置付けられるのだ。

 インターネット広告専業代理店と総合広告代理店は、それぞれの強みを武器に競い合ってきたが、ここへきて手を結ぶ動きもみられる。まず、電通は2005年12月にオプトと資本・業務提携をした。電通は、2008年までにはオプトの主要株主となる見込みだ。2006年3月には博報堂がサイバーエージェントとの新会社設立を発表、同年6月にはアサツーディ・ケイがセプテーニとの新会社設立を発表した。これらは、これまで述べたような両社の強みを相互が期待するからこその動きだ。業界再編の行方はまだわからないが、インターネット広告専業代理店と総合広告会社は市場を奪い合うのでなく、しばらくは新たな市場を開拓していくだろう。

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この記事の著者

太駄 健司(オオタ ケンジ)

インターネット広告について研究しており、「インターネット広告のひみつ」でその内容を公開している。大手総合広告会社に勤務。マーケティングセクション、インターネットメディアセクション(メディアレップへ出向)を経て、現在は複数メディアを組み合わせたクロスメディアコミュニケーションのプランニングを担当している。

著書
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※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2006/08/11 00:00 https://markezine.jp/article/detail/88

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