アクセス解析への知識とアクセス解析ツールへの知識
アクセス解析のスキルを身につけることは簡単ではありません。専門用語のオンパレード、独自の仕様、データを見るだけではなく課題を発見する能力…など、障壁が高いので身につけるのがなかなか大変です。他の仕事もいろいろあると習得する時間も確保できません。その結果、ただ数値を見て「増えた、減った」というだけのモニタリング用のツールになってしまいます。
アクセス解析の有効性を理解できないまま、「アクセス解析ってあまり使えないね」「難しいし、時間ばかりかかる。サイトの売上が上がるわけでもないし」といった判断をされ、使われなくなってしまいます。それは、とてももったいなくて悲しいことです。
本記事ではそうならないために、アクセス解析を学ぶためのさまざまな手法を紹介いたします。しかし、その前に1つだけ大切なポイントをお話しておきます。アクセス解析を理解し上達する1番の方法は、時間をとって自分(
自社のサイトを見てみることです。
最終的にはこれに尽きます。つまり、学んだ後には必ずその内容を自分のサイトで試してみてください。それを行うことによって理解が進み自分のスキルとして身につきます。それでは、アクセス解析の習得方法について紹介していきますと思います。
学べることは大きく分けて2つあります。1つは「アクセス解析」そのものに関する知識、つまり、指標の理解、データの見方、課題の発見方法、分析手法などです。もう1つは「アクセス解析ツール」に関する知識です。会社で使っているツール特有の機能や、定義、使い方などはこちらに該当します。まずは、「アクセス解析」そのものを学ぶ方法を紹介します。
アクセス解析の勉強方法~コンサル/セミナ-
コンサルタント
自分のサイトおよびツールに対してコンサルテーションを行ってもらうことにより、自分のサイト固有の現状・課題・改善方法が分かります。またレポートの作り方なども教えてもらう事が可能です。
他の人が自分のサイトを分析するため、学び方としては本流ではありませんが、コンサルタントが作ってくる内容から、アクセス解析でできることおよびその方法を学べます。サイト固有ということもあり、役立つ情報が多いのですがコストは結構高めです。
「アクセス解析 コンサル」などで検索をするといろいろ出てきます。質に関しては使った事がある人がいればその評判を聞いてみるのがよいです。あるいはセミナーや著書で感銘を受けた人にピンポイントでお願いするというのも手でしょう。
セミナー
ツールベンダーあるいはMarkeZineのようなニュースサイト、そしてアクセス解析イニシアチブなどが開催しているセミナーでアクセス解析を学ぶことができます。実際の事例が聞けたり、終わった後に質問もできる場合が多いので、持ち帰って使える手法や概念を見つけることができるかもしれません。しかし、コンサルとは違って、自分が聞きたい内容が話されるかに関しては運次第となります。
当たり外れはありますが、無料あるいは安価な場合が多いので「これは良さそう」という内容があれば、積極的に参加してみることをお勧めします。「アクセス解析 セミナー」で検索 あるいは Webマーケティングに関するセミナー情報がまとまったGoogleカレンダーを使って、探してみてはいかがでしょうか?
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