間接効果も加味した「アカウント全体のROI」の追求が必要
「Assist(アシスト)」機能を利用することにより、直接コンバージョンに結びついてはいないが、他のキーワードのコンバージョンにつながったキーワードに対して評価ポイントを付与し、間接効果を測定できる。間接効果を測定することで、ブランド効果はあるが、直接のコンバージョンには結びつきにくかったビックワードなどの効果が、より客観的に測れるようになるのだ。間接効果も合わせることで、アカウント全体でROIを追求することが可能になる。
さまざまな機能が搭載されているが、マーケティング担当者としては、品質インデックスやそれに伴う入札管理が気になるところ。アップグレードに際しては、キーワードの見直し、アカウント構造の再構成、ランディングページの最適化(LPO)など、現状のアカウントの見直しが必要になってくるだろう。事前に情報を集め、アップグレードまでに準備を行うことが、機会損失を防ぐ重要なポイントだと思われる。
言うまでもなく、オーバーチュアは検索エンジンマーケティングにおけるキープレーヤーであり、その動きからは今後も目が離せない。日本での導入後も随時詳細を追い、ご報告したい。