配信システムは、きちんと配信できればいい!のウソ
前回、配信システム編として配信システムの選び方について述べましたが、今回はオペレーションという視点から配信システムに必要な機能を見てみます。
配信システムというと、やはりきちんと配信できることという点に注意がいきがちですが、設定時にミスを犯してしまっては、どうにもなりません。
メール配信時にチェックすべき項目には、システムではなかなかチェックしにくいものもありますが、システムの方が速く正確に処理できることもあります。例えば、システムに次のような機能を持つことで、事故防止と省力化を行うことができます。
クリックカウント設定機能、オプトアウト設定機能
URL別・ユーザー別にクリックカウントを取得しようとすると、本文中のURLを張り替える作業が必要になります。これを自動化することで、ミスを防止し、省力化を行うことができます。
また、オプトアウトもメールで受けつけるのではなく、クリックカウントの個別設定機能を応用し、データベースへの反映までを自動化できます。それによって、業務の効率化と同時に、オプトアウトしたはずのユーザーにメールが配信されてしまうといった事故を防ぐことができます。
機種依存文字チェック機能
配信コンテンツや配信リストに機種依存文字が含まれているかどうかをチェックすることで、ユーザーのメール受信環境によって正しく表示されないという事態を未然に防ぐことが可能です。配信リストの機種依存文字チェックは、データを本文中に差し込む場合に有用です。
シリーズメール(ステップメール)機能
資料請求や初回購入など、ユーザーのアクションに基づいて、例えば、3日後、5日後、10日後…に配信を行うという場合、毎日リストを抽出し、配信するメールと関連付けて設定する必要があります。これを自動化することで、毎日の設定業務を省力化することができ、リストと配信するメールとの関連付けの間違いを防止できます。
毎日、データベースからその日に誕生日を迎えるユーザーを抽出して送る「誕生日メール」などの「イベントメール」もシステム化できます。
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