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多様化するモバイルビジネスの「リアル・チャンス」をさぐる! mobidec2009レポート

モバイル検索でサイトを上位表示させるために欠かせない5つの内部対策

 11月25日に開催されたmobidec 2009。B-6セッションでは、モバイルサイト作成で多くの実績を誇る株式会社ヴイワンの眞砂氏 が、PCとは異なるモバイルSEO独特の傾向やその対策方法を紹介した。【バックナンバー】

モバイルSEOはユーザー/クローラの両方から評価を得られるサイト構築

 「モバイルSEOとは、それぞれのサイトが無意識で抱えているマイナス要因を一つひとつ取り除き、ユーザー、クローラの両者から評価を得られるサイトを目指すことだと、当社では考えている」。モバイルマーケティングに関連するソリューションプロバイダ、ヴイワンの眞砂幸浩氏は冒頭でこう語り、セッションを開始した。

株式会社ヴイワン
モバイルSEOシニアコンサルタント
眞砂幸浩氏
株式会社ヴイワン モバイルSEOシニアコンサルタント 眞砂幸浩氏

モバイルSEO対策はPCサイトのノウハウだけではできない

 PCサイトで行っているSEO対策を応用すればいいんじゃないか──。こう思っている人も意外に多いかもしれない。確かにモバイルでの検索も、以前の「着うた」「デコメ」といったモバイル独特のキーワードによる検索から、ブランド名や会社名、商品名などのキーワードや複合ワードによる検索へと変わってきている。「PCとモバイルの検索キーワードに差がなくなってきている」(眞砂氏)のである。

 とはいえ、PCとは異なるさまざまな制約が存在するのがモバイルSEOの世界である。モバイルサイトには「アクセス制限の有無」「携帯端末の容量制限」「公式クローラと一般クローラへの対応」「個体識別情報などモバイルサイト特有の仕様」「携帯端末の画面を考慮したデザイン」など特有な環境がある。そのため、PCサイトのSEO知識だけでは通用しない点があるのだ。

 モバイルサイトの世界には、iモードやEZweb、Yahoo!ケータイという公式検索エンジンに加え、Yahoo!モバイル、Googleモバイルという2つの一般検索エンジンがある。モバイルSEO対策を検討する際には、各公式検索エンジン、および一般検索への対策と分けて考えることが多い。実際のアルゴリズムを分析した結果をみても、「iモード」「EZweb/Googleモバイル」「Yahoo!ケータイ/Yahoo!モバイル」の3つのタイプに傾向が分かれる。

 では、それぞれのタイプにはどのような対策が有効なのだろうか。例えば、iモードの場合、アルゴリズム以外にiモード内の評価が良いとカテゴリー上位に表示されるという独特な特徴を持っている。従って上位表示をねらうには、内部での評価を高める必要がある。よって、サイトの内部対策をしっかり行うことが重要だ。

 EZwebやGoogleモバイルで上位表示をねらうには、定期的なコンテンツの修正などが有効。Googleモバイルの場合は、外部リンク対策も効果的だ。また、Yahoo!ケータイの場合は公式サイト化、Yahoo!モバイルの場合はカテゴリー登録といった方策があるが、両者とも内部対策、および外部リンク対策をすることが重要になる。

 それぞれ特徴は異なるとはいえ、結局のところ「上位表示をさせるには内部対策をしっかり行うことが最も重要」(眞砂氏)という点では共通している。

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この記事の著者

中村 仁美(ナカムラ ヒトミ)

 教育大学卒業後、大手化学メーカーに入社。その後、ビジネスや技術に関する専門雑誌や書籍を発行する出版社、ITに特化したコンテンツサービス&プロモーション会社を経て、2002年、フリーランスライターとして独立。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/12/24 11:00 https://markezine.jp/article/detail/9198

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