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読めばナットク!インターネット広告10の誤解

誤解08 もっとも効果が高いのはページ上部の広告である

広告ノイズが多い場合は掲載に注意!

 一方、記事と接近して掲載される広告は、大きさが小型であっても注目されやすい。レクタングルと呼ばれる正方形またはそれに近い形のバナー広告は、記事と接近させて掲載するのに適していて、横長のバナー広告より効果を期待しやすい。もっとも効果的なのは、記事と広告を接近させるだけでなく、記事の中に広告を埋め込む、あるいは広告を取り囲むように記事を配置することだ(図2)。

図2

 広告の掲載位置とともに注意したいのは、いわゆるクラッターだ。クラッターは、直訳すると散乱や混乱という意味。同一ページに多くの広告が散乱していると、ひとつひとつの広告は注目されにくくなる。また、競合ブランドの広告と並んでしまい見込み客を奪い合うことにもなりかねない。広告の掲載位置が理想的であったとしても、近隣に並ぶ広告がノイズとなることが懸念されるのなら、採用は控えるべきだ。

 このような広告の掲載位置や同一ページの広告枠の情報は、広告商品の料金表には明記されていないことが多いが、必ず確認しておきたいものだ。ひとりの消費者として広告掲載ページを閲覧してみれば、広告が目立って掲載されるのかはもちろん、そのページにふさわしい表現も判断できるだろう。

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この記事の著者

太駄 健司(オオタ ケンジ)

インターネット広告について研究しており、「インターネット広告のひみつ」でその内容を公開している。大手総合広告会社に勤務。マーケティングセクション、インターネットメディアセクション(メディアレップへ出向)を経て、現在は複数メディアを組み合わせたクロスメディアコミュニケーションのプランニングを担当している。

著書
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※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2006/08/08 00:00 https://markezine.jp/article/detail/96

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