【data03】QRコードと最も相性が良いメディアは「雑誌」である
Q3では、Q2と同様にQ1で「QRコードを知らない」と回答したユーザー以外に対して、QRコードをどのような場所やモノで見かける事が多いかを尋ねた。「非常に良く見かける」という回答が最も多かったのは、「雑誌」で122人(53.7%)、次いで「パソコンのインターネットサイト」で60人(26.4%)、そして「商品のパッケージ」の52人(22.9%)と続く。「たまに見かける」では、「屋外広告」という回答が最も多く103人(45.3%)、次いで「パソコンのインターネット」、「商品のパッケージ」、「新聞」が85人(37.4%)の同率で並んでいる。
「非常に良く見かける」と「たまに見かける」を合計すると、「雑誌」が206人(90.7%)と圧倒的な数値となっており、雑誌は、ユーザーの認知率(見つけやすさ)に優れた、QRコードとの相性が良い媒体であると考えられる。
あまり知られていないが、QRコードはいわゆるバーコードの一種である。商品情報などを記憶する技術として浸透していたバーコードであるが、横への一次元的な拡がりしか持たないため、情報量を求める現代においては、役不足になってしまった。そういった背景があり、バーコードの進化系として二次元コード(QRコードなど)が誕生したのである。
最近ではQRコードの作成サービスも一般化し、アドレス帳の登録やブログへのリンクのためにQRコードを自分の名刺に印刷するユーザーも多くなった。また、QRコードの種類も、色つきやQRコード自体が絵になっているものなど多様化し、QRコード自体のもつクリエイティブにも盛り上がりが感じられる。