【data04】モバイルサイトへの誘導にもっとも役立つメディアは何か?
Q4~Q6では、「○○と検索してください」とモバイル検索を促すクロスメディア・キャンペーンとQRコードについて質問した。
クロスメディアとは、特性の異なったメディア同士を組み合わせることによって生じる相乗効果を利用し、ターゲットとのコミュニケーションをより深めるという考え方である。
「○○と検索してください」を使ったキャンペーンは非常に盛り上がりを見せており、それはモバイル業界にも言えることである。 この手法の成功には、モバイル検索の普及が必要不可欠な要素となってくる。 Klabの調べでは、検索サイトを利用したことがあるユーザーは92%にも及んでおり、モバイル検索は浸透したかのように見える。しかし、モバイル検索を利用したことがあるユーザーのうち48%のユーザーは、現行のモバイル検索エンジンに不満を抱えており、モバイル検索はまだまだ発展段階であるとも言える。
こういった状況の中、モバイル検索を使った広告手法はユーザーにとってポジティブに映っているのだろうか、それともネガティブに映ってしまっているのか。
Q4では、まずどのようなメディアからモバイルサイトへ移動する事が多いかを尋ねた。その結果、「非常に良く行う」という回答が最も多かったのは、1位が「インターネット」で39人(13%)、2位は「雑誌」の36人(12%)、2位とは若干の差が開くが3位には「テレビ」が13人(4.3%)で位置している。
「たまに行う」という回答では、1位には「雑誌」が122人(40.6%)で位置し、その後2位に「インターネット」が118人(39.3%)、3位に「テレビ」の41人(13.6%)となっている。「非常に良く行う」と「たまに行う」を合計した「モバイルサイトとの相性が良いメディア」は、「雑誌」が158人(52.6%)で最も多く、次いで「インターネット」が157人(52.3%)の僅差で続く結果となった。 3位以降は、「テレビ」が54人(18%)と検討するものの、雑誌やインターネットとは大きな差があることが伺える。
携帯電話は、常に30cm以内にある究極のプライベートデバイスであると言われている。つまり、モバイルサイトへのアクセス(クロスメディア)は常時可能なわけだが、今回の調査では「雑誌」と「インターネット」からの流入が多い事がわかっており、多くのユーザーは自宅からモバイルサイトへ移動する事が多いのではないかと考えられる。