「ブックオフ」の迷路にチャレンジ!
アメリカではすでに多くの企業がオフィスを建設し、ビジネスを行っているほか、日本でもブックオフや東芝EMI、ミクシィ、セシールなどが参入しているセカンドライフ。現実の企業が次々とセカンドライフに参入するのはなぜなのか?素朴な疑問について考えたい。
実際の企業がコストをかけてセカンドライフ内にオフィスを作るからには、それなりのリターンを見込んでいるはずだ。企業にとって、セカンドライフで稼ぐというのはどういうことなのだろうか?
企業が参入する目的としては、
- 不動産の売買/賃貸
- アイテムの販売(建築含む)
- ブランディング/パブリシティ
などが考えられるが、現状では、3つ目のブランディング/パブリシティという目的が大きく、独自に島を購入しオフィスを建築したり、無料のアイテムを配る場合が多いようだ。
セカンドライフでのブランディングに力を入れているであろうブックオフと日産(アメリカ法人)を訪れてみた。
まずは、最近参入したブックオフを訪問。
ブックオフのセカンドライフ支店は日本人が多く訪れる「Shibuya」の町にある。周りの地味な建物とはうって変わり、ブックオフのロゴが黄色・青・赤が映える店構えだ。

中に入ると現実世界の店舗情報やブックオフのサイトへのリンクつき看板、サービスを紹介するビデオの上映などが行われている。残念ながら、中古の本の予約や購入などはできないようだ。

セカンドライフ店の最大の特徴は、2階以上が巨大な迷路になっているところ。迷路をクリアすると特別なアイテムがもらえるとのことなので、早速チャレンジしてみたい。
迷路は壁一面本のテクスチャが貼られており、入り口にも書いてあるとおり「3D酔い」には要注意だ。また、万が一出られなかった時のために「出口」の位置情報を保存しておけるので、迷ったらそこにテレポートすればいい。

さて、がんばって迷路をクリアするとブックオフの「エプロン」が手に入る。実に20分以上かかってしまった……。

ちょっと大変だったが、初心者の筆者にはアイテムの増えるが単純にうれしい。町でたまに黄色いブックオフのT-シャツを着ている人を見ると「あ、この人もブックオフの迷路に行ったんだ」と思ったり、なんだか面白い。