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実戦!Google Analytics徹底活用講座

第3回 Google Analyticsでサイトの費用対効果を測定する

効果測定はサイトの打率チェック

 実際にGoogle Analyticsに「目標」を登録する前に、Webサイトにおける目標達成の定義について説明しておきます。具体的には、

「購入ありがとうございました」
「資料請求ありがとうございました」
「メルマガの購読申し込みありがとうございました」

といった、訪問者が行動を起こしてくれた後に表示される御礼ページへのアクセス数=目標達成の数値、ということになります。つまり、全体のアクセス数(打席に立った数)のうち、どれだけの人がこちらの思惑通りの行動をとってくれたか(ヒットの数)ということで、野球でいうところの打率とまったく同じです。できればイチロー並のサイトにしたいところですね(笑)。

 私が運営している「御苑塾」を例にとりましょう。このサイトの目標は「セミナーに申し込んでもらうこと」と「メルマガに登録してもらうこと」の2つです。でもセミナーはいつもやっているわけではないため、恒常的な目的は、後者のメルマガ登録です。そこで、御苑塾のどのページを開いても、左上にメルマガ申し込みフォームが表示されるようにしています。

 そして、メルマガ申し込み完了までの過程は簡略化しています。目標到達ページを含め、訪問者が表示させる必要があるページは2つだけです。

  1. 「御苑塾」のどこかのページで訪問者がメルマガ申し込みボタンを押す
  2. ありがとうございましたページが表示される(目標到達)

     これだけです。

     もちろんそれには理由があります。どのWebページでも、他サイトへ行ってしまう「脱落者」が発生するからです。脱落率が0%のページというのは極めてまれです。たとえば、ECサイトを運営している方なら「買い物カゴに商品を入れたんだけど、何日も決済してくれない人がいて困った」という経験があると思います。それは、買い物終了までのどこかのステップで脱落してしまったからです。

     つまり、目標到達までのステップが多ければ多いほど、その分取りこぼしが発生する危険性も増えます。なるべくシンプルにするといいでしょう。

    次のページ
    登録した目標の達成率をチェックする

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    この記事の著者

    伊草 淳(イグサ ジュン)

    1979年神奈川県生まれ。成城大学経済学部卒。雑誌編集者、Webディレクターを経て、現在は不動産デベロッパーに勤務。不動産管理業務と併せ、自社サイトの制作および運用を担当。

    ※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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    MarkeZine(マーケジン)
    2006/08/30 00:00 https://markezine.jp/article/detail/110

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