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実戦!Google Analytics徹底活用講座

第3回 Google Analyticsでサイトの費用対効果を測定する

登録した目標の達成率をチェックする

 では、実際に解析ページを見てみましょう。目標の達成率を調べるには、Google Analyticsの解析画面で、

「すべてのレポート」
    ↓
「コンテンツの最適化」
    ↓
「目標と到達プロセス」

をクリックします。そうすると、6つほど目標に関する解析項目が出てきます。見てもらいたいのは1つだけ。「目標到達プロセスのナビゲーション」です。あとの5つはお好みで構いません。

 下が目標ページ、上が前段階となるページの解析結果です。「御苑塾」では目標までのステップを1つしか登録していないため2つしか出ませんが、3つのステップがある場合は3つの前段階ページ+目標ページ=4ページの解析結果が表示されて、もっと画面が下に長くなります。

 また、左の列は入口ページ、右の列は出ていった先のページに関するデータです。つまり、真ん中の列から右の列に伸びている矢印が、脱落数および脱落率となります。

 では2006年1月から3月までの3ヶ月の「目標到達プロセスのナビゲーション」を見ながら「御苑塾」のメルマガ申し込みの成功率の変遷をチェックしてみます。

(1)2006年1月の成績

成功率は9.52%。10人中1人がメルマガ登録してくれているということで、驚異的な数字です。オープンは2006年1月23日だったので、オープン当初の珍しさがあったのでしょう。なお、この月はプレスリリースサービスやメルマガ広告を使うなど、10万円くらいの宣伝費を使いました。言い換えれば、10万円使って60人集めた、ということになります。

(2)2006年2月の成績

成功率は8.58%。依然として高い成功率が続いています。おそらくまだ「オープン当初の珍しさ効果」が高い時期だと思います。この月は知人のサイトで紹介してもらうなど、無料でできるプロモーションを頑張りました。言い換えれば1ヶ月間、東奔西走して103人集めた、ということになります。

(3)2006年3月の成績

成功率は2.75%。あらー、だいぶ落ちてしまいました。ちなみにこの月は1、2月に比べれば特に何もしていません。つまり、この数字がWebサイト単体が持つ本来の力ということでしょう(ちなみに4月以降も、似たような数字が続いていました)。大ざっぱに言うと「御苑塾」の場合、アクセスを100集めれば2、3人が必ずメルマガ登録してくれるサイトということが、ここでわかったわけです。

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効果の高い宣伝方法をGoolgle Analyticsであぶり出そう

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この記事の著者

伊草 淳(イグサ ジュン)

1979年神奈川県生まれ。成城大学経済学部卒。雑誌編集者、Webディレクターを経て、現在は不動産デベロッパーに勤務。不動産管理業務と併せ、自社サイトの制作および運用を担当。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2006/08/30 00:00 https://markezine.jp/article/detail/110

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