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具体例で理解する検索連動型広告再入門

検索連動型広告で成功する広告文の書き方
- 押さえておきたい5つのポイント

【ポイント4】“釣る”広告文はNG

 広告文にクリック率だけを求めてしまってはいけません。検索連動型広告はクリック課金制なので、無駄なクリックはただの予算の無駄遣いに過ぎません。限られた予算内での運用であれば、なおの事、余計な出費になります。

 そもそも、検索連動型広告における広告文は、1つの”点”に過ぎません。検索連動型広告の本質を理解して施策に望み、無駄なクリックを避け、的確に見込み客を誘導できるようにすることが大切です。

広告文は検索連動型広告施策の中の1つの”点”でしかない
広告文は検索連動型広告施策の中の1つの”点”でしかない
それぞれの施策である”点”と”点”がうまく交わりあって”線”になったとき、初めて成果に結び付く
それぞれの施策である”点”と”点”がうまく交わりあって”線”になったとき、初めて成果に結び付く

 そのため、広告文内でランディングページとは異なる内容や、過剰な表現でクリックを誘発させる行為は、言わば八百屋が魚屋の看板出してるようなものです。そのような施策は、コンバージョンを生みにくく過剰な料金が掛かるうえ、サイト自体へ信頼問題にも関わりかねませんので、釣るような広告文での施策はできるだけ避けましょう。

【ポイント5】広告文は広告グループごとに作成する

 検索連動型広告の運用方法を見直すのも、広告文を作成するうえで重要です。検索連動型広告は、「キャンペーン」「広告グループ」という枠組みで運用しますが、これを「キーワード」を軸にきれいに整理しておくのがポイントです。

 さまざまなキーワードを洗い出したら、同じ属性のキーワードを1つの「広告グループ」にまとめましょう。広告グループ単位で「キーワード」「広告文」「ランディングページ」を管理することで、より細かな設定が可能となります。

広告グループごとにまとめて管理する
広告グループごとにまとめて管理する

 例えば、上図のように商品キーワード属性ごとに細かに設定することで、見込み客が検索するキーワードに合わせて広告文を配置できます。また、商品ごとのランディングページを正しく設定することも可能となるため、クリック率、コンバージョン率が高くなる傾向があります。

今回のまとめ

今回のまとめ
  1. 検索キーワードを必ず含める
  2. 競合他社に負けない“セールスポイント”を見つけ出し、広告文に含める
  3. 2つ以上の広告文でテストする
  4. “釣る”広告文はNG
  5. 広告文は広告グループごとに作成する

 今回取り上げた上記5点は、広告文作成の基礎となる部分ですが、「品質を上げる」「無駄クリックを発生させない」など、より良い広告文を作成するために非常に有効な手段です。特に、(2)の競合他社に負けない“セールスポイント”を見つけ出すというポイントは、なかなか実施できていない場合が多いので、ぜひとも自社のビジネスを見直して、最適な広告文の作成に取り組んでみましょう。

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この記事の著者

阿部 圭司(アベ ケイジ)

アナグラム株式会社 代表取締役/フィードフォースグループ株式会社 取締役。大手アパレルメーカーを経て運用型広告の世界へ。リスティング広告やFacebook広告を筆頭とする運用型広告の領域が得意なマーケティング支援会社アナグラムを創業。その後、フィードフォースグループにグループジョイン後、現役職。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2010/08/17 11:00 https://markezine.jp/article/detail/11217

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