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具体例で理解する検索連動型広告再入門

検索連動型広告で成功する広告文の書き方
- 押さえておきたい5つのポイント

 「なかなか良い広告文が思いつかない」というのは、検索連動型広告を運用していくうえで誰しも悩むことです。しかし、めんどくさいからと適当に作成した広告文を変更せずに運用を続けていても、なかなか成果はあがらず、予算の無駄になってしまいます。検索連動型広告を利用するうえで知っておきたい知識や考え方を、重要なポイントに絞って解説していくこの連載。第3回目は、検索連動型広告で欠かせない“広告文”を作成する際のポイントや考え方を紹介します。(バックナンバーはこちら)

広告文次第で成果や費用が大きく変わる

 検索連動型広告で成果をあげるために、広告文のクオリティは欠かせない要素の1つです。広告文の良し悪しはクリック率をも左右するため、品質にも影響を及ぼします。

 また、広告文のクオリティでコンバージョン率が変動する場合も少なくなくありません。商品の良さやサイトのメリットなどを限られた文字数の中で、より具体的に伝えるような「コンバージョンに繋がる」広告文が求められます。

キーワードは撒き餌、広告文は釣り針

 アメリカでは、マーケティングはよく釣りに例えられるようです。最近では、ソーシャルメディアでの企業の在り方を表す"fishing where the fish are."というキャッチフレーズが流行りました。

 この比喩が道徳的に良いか悪いかは置いておいて(個人的にはあまり好きではありませんが・・・)、非常にうまい表現だと思います。例えば、連載第2回で触れたような、さまざまな種類のキーワードを“撒き餌”とするなら、広告文の立ち位置は言わば“釣り針”。目立つ餌を取り付けて、購買意欲の高い見込み客をどの程度引き寄せることができるかが重要となります。

 競合他社も魅力的な餌を取り付けて釣り針を垂らしているわけですから、自社の釣り針は競合他社よりも魅力的でなければ、なかなか食いついて(クリック)もらえません。

 そこで今回は、広告文作成にあたって押さえておくべきポイントをいくつか紹介します。

【ポイント1】広告文内に検索キーワードを必ず含める

 検索キーワードを広告文に含めることで、広告文内の検索キーワードと同一の文字が太文字で表示されます。太文字で表示されることで、検索ユーザーへ視覚的に訴求でき、連載第1回でも言及したように、自分の検索キーワードという“問い”に対する“回答”があると認識されやすくなるため、クリック率が高まる傾向があります。

 広告文の役割は“自社サイトへの誘導”です。意識の高い見込み客が使用するであろう検索キーワードには取りこぼしの無いように正しい広告文を設定し、できるだけ多くの見込み客を誘導できるようにすることが重要です。

『有機野菜』という検索キーワードを想定した広告文の例
『有機野菜』という検索キーワードを想定した広告文の例

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【ポイント2】競合他社に負けない“セールスポイント”を見つけ出して広告文に含める

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この記事の著者

阿部 圭司(アベ ケイジ)

アナグラム株式会社 代表取締役/フィードフォースグループ株式会社 取締役。大手アパレルメーカーを経て運用型広告の世界へ。リスティング広告やFacebook広告を筆頭とする運用型広告の領域が得意なマーケティング支援会社アナグラムを創業。その後、フィードフォースグループにグループジョイン後、現役職。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2010/08/17 11:00 https://markezine.jp/article/detail/11217

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