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セカンドライフは広告メディアになりうるのか?「島まるごと」の大型キャンペーンを徹底解剖


広告メディアとしてのセカンドライフ

 「SoftBank×SAMSUNG島」はこれだけが単体で行われた施策ではなく、新製品の紹介を中心としたWebサイトの開設やバナー広告やSEMを含む、総合的に行われたキャンペーンの一要素として行われた。

仮想世界に没入してブランドを体験できる仮想世界は、深いエンゲージメントを可能にする広告メディアだ

 「どんどん新しい広告手法が生まれているインターネットの世界ですが、セカンドライフをはじめとする仮想世界が持つ広告メディアとしての一番の特性は、消費者とブランドとが『深い』絆(エンゲージメント)を築きやすい点にあると考えています。上の図にもあるように、今回のキャンペーンは、ターゲティング精度は高いけれどもエンゲージメントには弱いSEMと、深いエンゲージメントの構築が可能な仮想世界を両輪にして設計しています」(永松氏)

広告メディアとしてのセカンドライフの位置付け

 「何かと話題の多いサービスなので『とにかくセカンドライフで何かやってみないと』という雰囲気も確かにあるのですが、他のすべてのマーケティングキャンペーンと同様、伝えたいメッセージを吟味し、メッセージを助けるコンテンツを用意し、そのコンテンツを届けるのに最適なメディアを選定するという基本を外してしまうと良くない。「SoftBank×SAMSUNG島」に至るまでの筋道も、はじめにセカンドライフありき、ではなく、商品の魅力を一番適切に表現できる媒体を検討したら、結果的にセカンドライフに行き着いたからうまくまとまったんだと思います」(徳久氏)

 目新しさだけに頼らない、「仮想空間ならではのコミュニケーションの可能性」を探る試みが、今後も数多く登場することを期待したい。

Second Lifeにsamsung島 出現? | SoftBank(PRサイト)
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社
株式会社スパイスボックス
東京半島株式会社

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/05/17 11:14 https://markezine.jp/article/detail/1173

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