グーグル対策の必勝法はリンクを張らないこと?
実は、グーグルで上位表示されるには、自作自演のリンクを張らないことが、最良の選択となります。グーグルで評価される外部リンクは、非常に限られています。逆に、ペナルティを受けるリンク・パターンの方が圧倒的に多いのです。
先ほどの弊社の事例も、真相は、数十以上の管理サイトからの自作自演リンクを浴びせたサイトやページが、グーグルに嫌われているのです。ということは、意識的に外部リンクを作為しなかった新しいサイトやページは、上位表示できていることになります。

「エイジング・フィルター」と呼ばれるグーグルの、新規のサイトやページを対象にしたようなペナルティは、やはりバックリンクの量産が原因の1つであると言えるでしょう。しかも、ペナルティとしての「量産」は、純増数・純増率で判定されますから、老舗のサイトやページのようにそれなりの獲得被リンク数という分母が少ないために、新しいサイトやページはすぐにペナルティが発動するということになります。
被リンク純増率 = 一定期間(1か月・3か月・6か月など)の被リンク数 ÷ 判定前に獲得していた被リンク総数
ペナルティを受けないためには、作為的なバックリンクを張らないことに尽きます。では逆に、リンクを張らなければ新しいサイトやページは片っ端から上位表示されるかというと、そんなうまい話にはなりません。
外部リンクのSEOスコアがゼロに近いわけですから、別のところでSEOスコアをつくらなければなりません。ある程度のページ数(50ページくらい?)のサイトをつくって、カテゴリーごとのディレクトリー分けをして、全体の内部リンクを充実させておかなければ、上位表示されないでしょう。つまり、正しい内部リンクでSEOスコアづくりということになります。
つまり、しっかりとしたホームページをつくって、特に内部リンクは理想的に注意深く徹底して、そして数カ月間はバックリンクを張らない、これが新しいサイトやページのグーグル必勝法でしょう。
念を押しますが、度を越した内部リンクの量産もタブーですよ。数千数万の内部リンクを一気に張れば、これまたペナルティが心配されます。
集客のチャネル
ビジネスとしてホームページの目的は売上ですが、やはり集客ができなければ、はじまりません。そこで、いろいろと集客の方法を模索することになります。ある集客パターンで成功した人の話に耳を傾けることもあるでしょう。
しかし、「これだ、これしかない!これで勝てる!!」とのめり込むことは止めておきましょう。たったひとつのことで丸ごと変わるなんて都合のいい話はありません。一点突破全面展開とか夢想しないことです。
ホームページの集客のチャネルは、いくつもあります。SEOやリスティング広告、メールマガジンやソーシャルネットワーク、あるいはアナログのチラシや口コミなど。最近ではツイッターも人気の集客手段になっているようです。
集客に限らず、何かで成功するためには、実際に自分でやってみることです。しかもいきなり、ツイッターでキャンペーンを告知したりせずに、まずはよきユーザーになりましょう。
ラーメンを食べたことがない人が、ラーメン屋を開業できるのか? オンラインで買い物をしたことがない人が、ECサイトで売上を伸ばせるのか? ブログを見てホームページを訪問した経験がない人が、ブログで集客できるのか?
天才でないかぎり、よほどの強運でもないかぎり、普通に地道にコツコツとやるようにしましょう。