SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究

データ分析・活用を実現するための知識、技術の習得を支援 最適化を実現するためのフレームワーク「DM3」の全貌


アジア初の拠点である日本強化、2011年に人員倍増へ

 さて、このようにWebアクセス解析ソリューションおよびコンサルティングで豊富な実績を有するウェブトレンズが、アジア最初の現地法人として日本を選択したのはなぜだろうか。

 「日本は世界的に主流のGoogleよりYahoo!が強い傾向にあったり、モバゲータウン、ミクシィ、グリーといったSNSがさかんなど、Webの分野でも独特な文化があり、以前から注目していた。各種アクセス解析ツールの導入でもアジアで最先行しており、東京を中心に日本はデジタルマーケティング分野でも進んでいる。また、当社顧客層の中に、日本のお客様が多い点からも、日本で拠点を構築する必要があると判断した。さらに、総合商社やグローバル企業での経験があるうえ、進化し続けるマーケターの役割の変化を真に理解する木村氏を日本法人のトップに獲得できたことも大きかった」(フランク氏:写真左)

 その日本で同社が目指すのは、単なるアクセス解析ではなく、「最適化」だと木村氏は断言する。

 「各種分析ツールを導入することは、いまや各社のゴールではなくなっている。アクセス解析ツールを用いて分析することで何が変わるのか、それが収益向上にどう役立つのか。当社ではこうしたニーズを満たす『最適化』に軸足を移しており、最適化のためのプロセスをいかに容易にするか、という部分での貢献を志向している。実際にコンサルタントに携わっていて感じるのは、せっかく多くの解析ツールを導入していても、マーケティング部門、広告部門、役員、デザイン部門など各部門で分析に関する認識が異なり、有効にアクセス解析ツールが機能していないことだ。まさに、こうした課題を解決できるフレームワークが、今回日本語版をリリースしたDM3と言える」

 なお、日本での販売網は、販売代理店としてサムライズと契約している他、もう1社確定済みのようだ。さらに数社への委託も検討している。また、お客様と一体化したコンサルタントをより充実させるため、日本での人員も既存の3人から2011年には倍増を予定するなど、専門人員拡充をロードマップ上に描く。

 「米国本社に在籍する400人の専門人員も迅速に日本のサービスサポートを行う予定だ」とフランク氏も米国からの積極支援を約束する。

次のページ
デジタルマーケティング成熟度モデルに基づくフレームワーク「DM3」とは

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

高澤 里美(タカサワ サトミ)

外資系IT調査会社での調査・分析、半導体産業新聞記者などIT関連分野で幅広く十数年の経験を積んだ後、フリーライターとして始動。IT分野を中心に、各種執筆活動を継続中。最近では、各種記事・原稿執筆に加え、IT関連企業各社のプレスリリース、ニュースレター、広報誌なども手掛ける。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2011/01/14 12:21 https://markezine.jp/article/detail/12910

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング