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データ分析・活用を実現するための知識、技術の習得を支援 最適化を実現するためのフレームワーク「DM3」の全貌


DM3実践の第一歩は無料サーベイから~自社の立ち位置把握も可能に

 木村氏は、日本にとってもDM3は強力なソリューションだと力説する。

 「DM3の最大の利点は、誰でも無料でサーベイに参加することで、まずはベンチマークを実行できることだ。1月3日からウェブ上でDM3の日本語でのサーベイが可能となりました。5~10分 程度で完了する内容となっており、ウェブトレンズ以外のソリューションをすでに採用している企業も含め、さまざまなマーケティング関連部門からも複数人がこの無料サーベイに参加可能だ。集まったサーベイ結果を米国本社で計測し、ベンチマークの結果とその時点での他社を含めた平均スコアを2週間程度で個別にメールで返信する。これにより、世界各国の数百社におよぶ中立なサーベイ結果と比較した、自社の立ち位置を無料で 把握できる。この結果を元に、ツールが足りないのか、SEO対策が必要なのか、どのメーカーのSEO対策を活用すれば最適か、などのさらに具体的な提案を必要とする企業には、有償でのコンサルティングも提供する予定だ。F1でどんなに最高なレースカーを用意しても、それを乗りこなすドライバー、そしてチームをマネージする人員、テストプロセスなど、すべてがバランスしていなければ勝てない。DM3はまさにこれを実践できるソリューションだ。何よりもお客様にHappyになってもらうことを心がけていきたい」

次に登場する日本語版は「セグメント」「オプティマイズ」か!?

 多数のウェブトレンズ製品群のうち、近日中に日本語版をリリースするWebtrends DM3をのぞくと、現状、日本語版で提供しているサービスは、Webtrends Analytics On Demand、Webtrends Analytisc for Facebook。同社が次に日本語版でのリリースを検討しているのは、「セグメント」か「オプティマイズ」分野の製品だという。これら製品のリリースが実現すれば、ビジター一人ひとりをさらに理解し、詳細な解析・分析が容易に実現する便利なツール群となりそうだ。このように、同社では米国で実績のある製品の中から、日本でニーズが高いと判断したものを優先して日本語版化していく予定だ。

 また、2011年にはアジア地域において、中国の上海、香港などに拠点拡充を視野に入れる。まずはデジタルマーケティングで先行する日本を最大拠点としつつ、アジア地域全体でも徐々に強化を図っていく。その他、中米、ブラジルなどへの進出も模索している。

 アクセス解析ツールは導入しているが、その分析結果が収益向上にどう貢献しているか不明だ、という実状は世界共通、と同社は指摘する。フランク氏も、「デジタルマーケティングチームを含め、各国のCMOの方々にお会いすると、皆一様にデジタルマーケティング分野でのベストプラクティスを探している」と語る。今回、日本語版もリリースされるDM3は、こんな現状を打破する救世主になり得るかもしれない。その先には、同社が常に意識する「お客様のHappy」が待っているだろう。

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この記事の著者

高澤 里美(タカサワ サトミ)

外資系IT調査会社での調査・分析、半導体産業新聞記者などIT関連分野で幅広く十数年の経験を積んだ後、フリーライターとして始動。IT分野を中心に、各種執筆活動を継続中。最近では、各種記事・原稿執筆に加え、IT関連企業各社のプレスリリース、ニュースレター、広報誌なども手掛ける。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2011/01/14 12:21 https://markezine.jp/article/detail/12910

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