ロングテール狙いで多数の動画をYouTubeにアップ。反面、動画の管理が煩雑に
Opto 22はYouTubeにチャンネルを開設。会社紹介や製品説明、導入事例などの分かりやすい動画を載せて、各動画の最後に自社サイトのURL・問い合わせ先の電話番号などを掲載、興味を持ってくれたユーザーを自社サイトに誘導しようとした。
チャンネルに掲載しているのは、同社が制作した動画コンテンツの6割程度に当たる50本前後。YouTubeの仕様上、15分以上、あるいは2Gバイト以上の動画はそもそも載せられないが、製品導入済み企業向けのトレーニングといった深い内容の動画も除外し、軽めの動画でまずは認知を取ろうとした。
「YouTubeで認知を上げ、検索でもヒットするようにする、というのがOpto 22の戦略です。動画を視聴してくれたユーザー全員が来訪してくれるわけではないでしょうが、来訪してくれる人はそれなりに興味を持ってくれています。興味を持っている来訪者に自社サイトでさらに深い動画を見せることで問い合わせを入れてもらうことが、動画マーケティングの大きな流れになっています」(須賀氏)
Opto 22はさまざまなワードで検索結果に自社の動画が引っ掛かるよう、試行錯誤を重ねながら動画のタイトルやタグ、説明文をかなりこまめに修正してきた。それをYouTube上での動画50本分、さらに自社サイトで掲載する全動画分の修正を、別々に1本ずつ修正していると作業量は膨大になってしまう。
そんな作業の手間を軽減してくれるのがBrightcove 5が備えるYouTube Syncの機能。動画のタイトル・タグ・説明文などのメタデータをBrightcove上で一元管理し、自社サイトとYouTubeで掲載している動画の内容を同期させて自動更新できる。
「この動画は新規ユーザー向けなのでYouTubeにアップする。その動画は導入済みのユーザー向けなのでアップしない」といったルールを作成しておけば、条件を満たす動画だけをYouTubeと同期するように設定することも可能。不要になった動画はBrightcove上で指定すれば、自社サイト・YouTubeの双方から自動で削除される。